先日、マティの州立大学で卒業式が行われ、NOIZ奨学生が2名、無事に教育学部を卒業しました!
パーリージョイ、マイマイ、おめでとう!そして宇宙戦隊NOIZと隊員のみなさん、本当にありがとうございます!!
HOJと日本のロックバンド「宇宙戦隊NOIZ」が交流を始めてから約8年。
ついにこのプロジェクトもここまで来ました!
フィリピンには「義務教育」という制度はありません。中学校までは原則授業料は無料と言われていますが、
実際は制服代、学用品代、そしてイベントのたびに徴収される学級費などが払えずに学校に行けなくなる子がたくさんいるんです。
(写真は漁村の子たち。小学校を卒業するのはこのうち半分くらい)
そういう子たちを支援するためにHOJでは1999年に「カシンカシン奨学金」というプロジェクトを立ち上げ、
主に小中学生を対象に、修学支援をしてきました。
しかし、フィリピンの物価の高騰と円安の影響で、少しずつ支援できる人数が減ってきていました。
そんなときに奨学金の話を持ちかけてきてくれたのが、宇宙戦隊NOIZです。
オリジナルTシャツや特別ライブなどで資金を集めて、毎年持ってきてくれるようになったんです。
それを機に、支援の対象を大学生にまで広げることにしました。
貧しくとも優秀な若者が社会進出することこそが、貧富の差が開いて行く一方のフィリピン社会への、
歯止めになると信じたからです。そしてそれは、HOJのこどもたちにとっても、よき見本、よき目的となるはずです。
2012年に「NOIZ奨学金」を始めて以来、教育学部、経営学部、農学部、警察学校、職業訓練校などの、
いろいろな分野で、14人の若者が勉強しています。
その中の2人が、今年度、ついに大学を卒業したんです。
2人とも、勉強はできるのに、経済的な理由で大学を途中でやめなければならない状態だったところを、
宇宙戦隊NOIZのおかげで学業を続けることができました。
これから2人は7月の教員資格試験に向けて猛勉強の予定です。応援よろしくお願いします!