摂南の学生たちは授業の一環としてHOJに来てくれているとのことなので、毎日遊んでばかりはいられません。
今日は朝からフィリピンの教育現場を見てもらい、
午後からは漁村の生活を体感した上で私の講義を受ける、というお勉強の一日でした。
まずは給食プロジェクトで仲良くしているサンロケ小学校を訪問。授業を見学させてもらいました。
そんな中で私の目を引いたのは、小学校3年生の英語の授業です。
なんと、パソコンとプロジェクターを使って授業をしているではありませんか!
おお、ついに田舎の公立学校にもこんな時代が来たのか、と思ったら、使っていた機材がこちら。
割れて半分以上が見れない液晶画面と、これまた壊れて使えないので、外付けのキーボード。
これで授業の準備をしているというんですから、本当に先生たちの工夫と努力には頭が下がります。
こどもたちも、どちらかと言うと苦手な英語の授業が、絵本の読み聞かせのようになって大喜び。
すごく楽しそうに授業に参加していました。
ありあわせの機材や教具で、本当に楽しく授業を展開している先生たちに学生たちも驚きを隠せず、
「私もこどもの頃、あんな授業を受けたかった!」と感想を言っていました。
給食プロジェクトももちろん見に行きました。
今日は早朝に大雨が降ったせいで、学校全体では出席率が60%くらいだったんですが、
なんと給食プロジェクトに選ばれている30人は全員出席!
給食を出すことがいかに就学率アップにつながるかを、これ以上ないほどに見せてくれました。
やっぱりこのプロジェクト、広げていきたいですね!
さあ、学生たちは今日の勉強で何を感じたでしょうか。
体験と勉強の両輪がうまく揃ってこそ、理解は深まり、
自分には何ができるのか、自分は何をしたいのか、それを考えることにつながります。
HOJがこどもたちにとってだけでなく、遊びに来てくれる人にとっても成長の場になれれば幸いです。