アリワッグワッグの滝でたっぷり遊んだ後はジャンジャンたちの実家へ!
カティイルという町は元々ダバオオリエンタル州でも有数の稲作地なんですが、
2012年12月に巨大台風が直撃し、多くの被害が出ました。
ここはそのときの被災家族のためにNGOが建てた集落で、初めは同じ間取りの家がズラリと並んでいたんですが、
3年以上が経ち、増築した家、庭に野菜や花を植えている家、柵をつけて山羊や鶏を飼う家など、
みんな生活を少しでも向上させている様子がうかがえます。
そんな中、一軒だけ元のまま、いや、元以上にボロボロになっているのがジャンジャンたちの実家です。
窓も扉も何もついておらず、踊り場に登るための階段は薪として使ってしまったのでありません…。
家の中はさらに混沌とした状態で、家財道具は無造作に床に置かれ、服もたたむことなく部屋の隅に山になっています。
台所はゴミだらけ、一番下の子がただ床に転がって昼寝していましたが、3歳だということが信じられないほど体は小さいです。
フィリピンに「お金のない家」はたくさんありますが、どの家も入ってみると案外こぎれいにしていて、
あり合わせのもので棚や椅子などの家具を作ったりして「生活を向上させる努力」をしていることが分かるんですが、
この家にはまったくそれが感じられません。
ちょっとこどもたちが育つ環境としてこれはまずいです。福祉局と相談しようと思います。
それでもジャンジャンたちは兄弟たちに久々に会って大喜び。3週間ほどですが、楽しく過ごしてほしいと思います。
まあ、帰ってくる頃には服を畳んだり、歯を磨いたり、ゴミをゴミ箱に捨てる習慣はまたすっかり忘れてるんだろうなあ…。
さて、今回のカティイル旅行の動画もアップしたのでぜひどうぞ。
アリワッグワッグの滝の魅力も満載ですし、ジャンジャンたちの実家の様子もより伝わると思います。
みなさん、実家で過ごしているこどもたちが、少しでも楽しく過ごせるようにお祈り下さいね!