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    ありがとうございました!

    こんにちは!タクトです!

    私事ですが、僕は12日をもって、ボランティアスタッフの任を終えました。

    最後のブログなので、最初から最後まで私事になってしまいますが、お暇な方はお付き合い下さい笑

     

    一番初めにハウスオブジョイに来た時は、ちょうどクリスマスシーズンで、子ども達は毎日歌や踊りの練習をしていて、連日たくさんのパーティが開かれていました。

    初めから日本との文化の違いをまざまざと感じました。日本では歌や踊りの発表会等はあっても、ここまで日常に密着してはいません。パーティも、日本ではあまり頻繁に行われてはいないように思います。

    そしてなにより、毎日笑顔で練習をしている姿から、好きなことをやることの楽しさを感じました。

     

    僕が初めてブログを書いた「マンゴーとり」のことも、強く記憶に残っています。

    敷地内にマンゴーの木があり、そのマンゴーをスタッフや、学校のなかった子どもと一緒に収穫しました。

    「そこに大きいのあるよ!」「そっちじゃないよ!」とみんなで騒ぎながら収穫したのは、とても新鮮で面白かったです。

    そのマンゴーを子ども達がおいしく食べていたり、一緒にジャムを作ったりする姿を思い出すと、今でも嬉しさを思い出します。

     

    お正月近くになると、多くの子ども達は自分達の親のいる家へ帰って行きました。

    そんな中、僕はハウスオブジョイに残ったジェイエムと一緒に、ハウスオブジョイ卒業生が集う大同窓会に参加しました。

    みんなでわいわいゲームをしたり、そこら中でお酒を飲んで歌を歌って、という姿を見て、「母親がいて、父親がいて、そして子どもがいるという一般的な形とは違うけれど、この人たちは確かに家族なんだ」というように思いました。もちろんそれぞれ複雑な事情があり、一言では到底表しきれない思いを抱えていたりといると思いますが、確かに彼らは一つの家族なんだと僕には思えました。

    特別なイベントの中だけではなくても、心に残っていることはあります。

    放課後みんなで一緒になって遊んだことや、日曜日に子どもが遊んでいるのを見たこと等、日常の中にもいくつもの思い出があるし、その時の笑顔は今でも覚えています。

     

    ハウスオブジョイの魅力といえば、ビジターさんとの関わりも欠かせないと思います。

    それぞれ異なることに興味を持ち、全く違う道を歩んでいる人たちと、このような場所で少しの間でも道が重なるというのはとても面白く、考えさせられることも、勉強になることもとても多くありました。

     

    ですが、良いことばかりではありませんでした。1月には、ハウスオブジョイの建物の一部で火災が起こりました。火事が起きたこと自体にももちろん驚いたし、今まで慣れ親しんで、少なからず思い出のある建物が無くなってしまったことも、とてもショックでした。

    2月には、ハウスオブジョイの創設者である烏山さんが亡くなられました。大同窓会での楽しそうな姿や、お正月に烏山さんのお家で過ごした際に気さくに話しかけてくれた姿をつい最近まで見ていたので、その衝撃は大きかったです。

    ですが、そんな大きな悲しみも、ハウスオブジョイのみんなはジョイを持って乗り越えていきました。

    火事で燃えた後の廃材を薪にしてご飯を作ったり、下駄箱を作ったりもしました。

    烏山さんのお葬式の場では、烏山さんの面白いエピソードを聞き、みんなが笑っていました。

    日本にいた頃の僕の価値観とは、全く異なるけれど、それでもとても美しいと思える価値観や考え方に、悲しみの中で気づけました。

    そしてなにより、“ジョイ”のもつ温かさと力強さをとても強く感じました。

     

    ここで新しく知った、笑顔や喜びが与えてくれる力というものが、まだそれを知らない人たちにも伝わるといいなと思うし、それを自分自身が伝えていきたいなという思いも抱くようになりました。

    僕にたくさんの気づきと出会いを与えてくれたハウスオブジョイに感謝の気持ちでいっぱいです。

    本当にありがとうございました!


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