日本では国会議員が「三角関数なんて実生活でほとんど使わないから高校で教えなくていい」的なことを言って
ずいぶん批判にさらされたそうですが、タイムリーなことに、ジェレミーが
「コヤシン!これ分かんない!」と三角関数について聞いてきました。
私もうろ覚えだったので、ジェレミーの持って来たプリントを一緒に読みながら
「だからな、ほら、三角形の、全部の角度や辺の長さが分かってなくても、
ココとココが分かればココも計算で出せる、みたいな便利技だよ」と、まずはザックリと説明。
「登らなくてもヤシの木の高さが分かると便利だろ?」とか
「何度の角度で大砲を撃つと遠くの戦車に当たるか先に分かったほうが勝てそうだろ?」といった
ジェレミーが興味を持ちそうな例を出しながら説明したら、なるほど、と理解したようです。
「さらにこれを極めると、なんか株で大儲けとか、宇宙の謎に迫るとか、そういうこともできるらしいぞ、
俺はそこまでは知らんけどな。たぶんパイロットになっても役に立つんじゃないか?」
と、自分の理解に限界があることを伝えた上で、さらにその先の可能性も提示しておきました。
「明日、これ、学校で小テストがあるんだ。できないとみんなの前で踊らされるんだ」というジェレミー。
なるほど、だからダンスに自信のあるジェイエムは聞きに来ないんだな。(笑)
笑い話ではありますが、「一応必修にはするけど、他に特技がある子にはそれほど押し付けない」というのが
「三角関数を高校で必修にすべきか」についての最適解かもしれませんね。