ビンビンが海でキレイな貝殻を集めていました。おお、これは確かにきれいなタカラガイですね。
そのひとつに穴を開けて紐を通してネックレスにしてあげたら、びっくりするほど大喜び!
朝から晩まで、ずーっと着けてくれてます。
学校にも着けたまま行きました。(笑)
フィリピンの学校校則は、制服とか靴下、髪型にはうるさいんですが、
アクセサリーには特に制限がありません。ピアスも派手なリボンやヘアバンドも許容されてます。
なんで髪型だけやたらうるさいルールがあるのか、むしろ謎なくらいです。
学校の友達にもうらやましがられたそうで、
「また海で貝殻探すからネックレスにしてくれる?ともだちにあげるの!」と頼まれました。
ああ、このまま貝殻でアクセサリーを作る職人になりたい。(笑)
昼休み、こどもたちはHOJに戻ってきて昼ご飯を食べるんですが、
今日はビバリーが学校の友達を引き連れてやってきました。
そして、練習して弾けるようになったばかりのピアノを友達の前で披露しています。ああ、たまらん…。(笑)
「コヤシンはね、もっとすごいんだよ!ね?コヤシン、アレ弾いて見せて、アレ!」とせがまれたので、
ビバリーのクラスメイトたちの前で、ホウキを吹いて、ノコギリを弾いて、
ジャグリングしながらハーモニカを演奏して見せました。ちょっとサービス過多だったかな?(笑)
ちなみに演奏してて写真は撮れなかったので、この写真はその後、キャッキャしながら体重計に乗っている女子たちです。(笑)
「施設に住んでいること」って、場合によっては秘密にしたいようなことであってもおかしくないのに、
こうやって友達を連れて来てくれるのは、本当にうれしいです。
ビバリーが「ねえねえ、昼休み、ウチに遊びにおいでよ。ピアノがあるし、面白いおじさんもいるんだよ!」
とか言って友達を誘ったのかと思うと、ちょっと泣きそうなくらい嬉しいです。
これからも面白いおじさん力に磨きをかけていきたいと思います。
きのう私が砂浜で本を読んでいたら、「これがコヤシンのしゅくだいなの?」とビンビンが尋ねてきました。
ははは、宿題じゃなくても、本を読む人間ってのはいるんだよ!本は楽しいんだよ!
というわけで、新しく入ってきた子たちに本を読む楽しさを知ってもらうことにしました。
まずは第一段階!こちらの、迷路や隠し絵探しなどの絵本からスタートです。
ものすごい食いつきで、頭を寄せ合って隠された絵を探してます。
「なになに?なにがあるの?」とこどもたちが集まり、猫まで参加してました。(笑)
しかも実際に、なかなか見つからなかったヤモリの隠し絵を猫が発見して大爆笑でした。
そしてお次はブラックライトで照らすと隠れているオバケが浮かび上がる絵本。
前回の滞在中にハルカさんがお化けの名前に英語の翻訳をつけてくれたので、
みんなで名前を呼びながら探してました。フィリピンのオバケ「ワックワック」もいるんですよ。
HOJに入って来る子たちは、実家に本が一冊もないような場合がほとんどです。
両親があまり読み書きできない、というケースも多いです。
うちに来たからには、本に囲まれて、本という「遊び」に触れて育って行って欲しいと思います。