言語にはたいてい、「同音異義語」というものがあります。日本語の「鼻・花」や、
英語の「right・write」などがそうです。
ご覧のように音は同じでも、別の漢字やスペリングにすることで誤用を避けていますが、
会話だけの場面だと、混同が生じる場合もまれに起きますよね。

ビサイヤ語にも同音異義語はありまして、私がよく混乱するのが「bomba」です。
音だけでなく表記も同じなんですが、「ポンプ」の意味と「爆弾」の意味があります。
これ、もともとのスペイン語がこうなんだそうですが、不便すぎませんか?

しかも、「ポンプ」という物の適用範囲がこれまた広くて、「井戸」「空気入れ」に加え、
「トイレのスッポン」も「bomba」でして。あげく、ビサイヤ語はこれを動詞化して
「水をくむ」「空気を入れる」「トイレの詰まりを直す」という意味で使えちゃうので、
「コヤシーン!Palihug Bomba!」と言われても、「水汲んで」なのか「空気入れ貸して」なのか
「トイレが詰まった」なのか分からないんですよ。(笑)

さらに、英語でギターを弾く人のことをギタリストと言うように、
ビサイヤ語も名詞から職業名を作ることができるんですが、「Bombero」と言えば
「ポンプの人」ということで、「消防士」のことを指すんですが、
「爆弾の人」で「爆弾魔のテロリスト」のことを指してる可能性だってあるわけです。
真逆じゃないか!(笑)

と、急にこんなことを言いだしたのは、最近、ジェレミーに日本語を教えているからです。
ちょうど基本語彙で「鼻と花」が出てきて、「なんで漢字を勉強しなきゃいけないのか」みたいな
話をしていて、そういえばビサイヤ語は…と思いだしたわけです。
同音異義語を「漢字」で分別する日本語、「スペリング」で分別する英語、
そして「文脈」で分別するしかないビサイヤ語。習得が一番厄介なのは、果たしてどれでしょうね?
最近は毎晩のように大雨が降るようになりました。おかげで敷地内の砂ぼこりもすっかり収まり、
畑の作物も緑色のツヤを取り戻しました。シマトウガラシも次々実をつけてます!

アルジーがスプーンを4本持って、「コヤシン!電池貸して!」と言ってきました。
「こうやってね、スプーンで囲いを作って、それぞれのスプーンに電池を置いて、
真ん中にコインを置いたら、クルクル回るんだって!本当かな?」
と、YoutubeだかTikTokだかで見た謎現象を検証したい、とのことでして。
おお、検証とはなかなかに科学的な姿勢じゃないか。ぜひやってみたまえ!

結果は…もちろん回りません。(笑)
そもそも電池の片側だけをスプーンに乗せても電流は発生しませんし、
電流が発生してスプーンが電磁石化したとしても、1ペソは磁石につく金属ではないので
(100円玉と同じく、銅とニッケルの合金です)、何も起きるはずがないんです。
ネットではちゃんと「これはフェイクだよ、コインを回して撮影したものを逆再生してるだけだよ」
という解説動画がすぐ見つかりまして、アルジーに見せたら「なんでこんな嘘つく人がいるの?」
と、直球な質問が来ました。うん、なんでだろうな?私にも分からないよ。

こどもの頃から生成AIや巧妙な編集によるフェイク動画が蔓延している中で育つと、
「本物と作り物の違い」をどう認識して成長していくのだろう?と不思議に思います。
私がウルトラマンやスター・ウォーズのフィクション性に気づいた時よりも、
各段に今の子たちは気づきにくいはずです。

何もかもを疑うようになると、それはそれで陰謀論にハマるような気もしますしね。
まっとうな「半信半疑」の姿勢はどう培っていくべきなのか。
うーん、こどもたちと一緒にプロレスの動画でも見ますかね?(笑)
久々にビジターさんが1人もいない1週間です。のんびりした日常を過ごしています。
マンゴーの木にハチが巣を作り始めていて危ない、ということで、
学校が半日で終わったチムレイと一緒に駆除しました。
ヤシの枝の先に火をつけて、巣ごと焼き払います。ハチに恨みはありませんが、
うちはこどももビジターもいるので、なかなかハチと共生というわけにはいきません。
君たちは山や農園で元気に過ごしてくれい!

ちょっとだけですがハチミツが採れたので、クラッカーに塗ってこどもたちと食べました。
野生のハチはヤシの花からたくさん蜜をとってきているので、ハチミツもヤシ酒っぽい香りがします。
癖があるので苦手な人は苦手かもしれませんが、私はむしろこれが大好物でして。
常に売っているものでもないんですが、がんばれば滞在中に市場などで買えるかもしれません。
おみたげの案のひとつとしてどうぞ!

子猫がすくすく成長中!そろそろオスかメスか分かりそうで、わりとオスっぽい気がするので
飼う方向で、名前など考え始めてます。とにかく暇さえあればレイマークが愛でまくっています。

家族で昼寝する油断しきった猫たち。右にいるのが父親のソバコ。
左の母猫は隣の家の飼い猫なんですが、すっかりうちに入り浸ってます。
で、その間に生まれたのが今回の子猫。
ちなみにこの母猫はずっと飼っていたパンコの直系なので、
この子猫もパンコの子孫ということになります。いやー、やっぱりあいつは大したやつでした。

さて、日本行きまであと3週間!はやく飛行機やホテルの手配しなきゃ…。