給食プロジェクトで関わっているサンロケ小学校で、「駆虫イベント」があるというので招待されました。
フィリピンの田舎にはまだ、お腹に寄生虫がいる子は珍しくないので、
年に一度、保健局が主催して各学校で全校生徒が虫下し薬を飲むんです。
給食プロジェクトの衛生教育とも無縁ではないので、ゲストに呼ばれたわけですね。
で、行ってみてびっくり!想像してたのと全然違ってものすごくにぎやかで楽しげです。
今年度に結成されたばかりの鼓笛隊がさっそく大舞台で堂々と演奏してました。
鼓笛隊の中には、去年給食プロジェクトに入ってた子もいましたよ。
すっかり健康体になったようで、成果を感じられますね。
で、このイベント、何をするのかと言うと、とにかく踊りまくります!
「おなかをいっぱい動かせば虫が出やすくなる」ということなんですが…本当ですかね?(笑)
校長先生も生徒たちと一緒になってガンガン踊ってました。
こういうところが、この学校のいい雰囲気の原因のひとつなんだと思います。
そして、さんざん踊った後には、なんと市長さんが登場して、列になったこどもたちひとりひとりに、
まるでキリスト教の神父のように虫下し薬を与えていきます。なんだか微笑ましい光景ですね。
そしてみんなが虫下し薬を飲んだ後は、全員で「虫下しの歌」を大合唱。
「バイバイ!サナダ虫!」みたいな歌詞の歌を、みんなで楽しそうに歌ってました。
イベント全体を動画にしてあるので雰囲気を知りたい方はぜひご覧ください!
もし日本の学校で駆虫のイベントを行うとしても、こういう雰囲気にはならない気がします。
フィリピンの学校、いろいろツッコミを入れたいところも多いですが、
こういう楽し気なところは見習っていきたいですよね!