思ったより多くの方から「テレビ見ましたよ!」との連絡をいただきました。
観てくださった方、ありがとうございます。
HOJの話でも20年やってる絵描きの話でもなく、ホウキでテレビに出ることになるとは…。(笑)
実はHOJの話でもいくつかのテレビ制作会社からは連絡を受けているんですが、
なかなかスケジュールやセンスが合わなくて、まだ実現には至っていません。
まあ、こっちも「ぜひともテレビに出たい!」ってわけじゃないので、気長にオファーを待つことにします。
さて、HOJでは「戒厳令を受けてビジターが減っちゃうから、代わりの収入源を考えよう!」と言って、
スタッフたちとアイディアを出し合っています。
そこで、アイダさんの提案で出たのが「ハミギタンコーヒーの商品化」です。
HOJのある町には、世界遺産になったハミギタンっていう山がありまして。
気候条件などがコーヒーに向いているらしく、栽培は行われているんですが、
市でやっている商品化はあまり軌道に乗っていないので、結局ダバオの業者に安く買いたたかれている状態だそうで。
日本につながりをもったHOJでおいしいコーヒーを作れれば、HOJの収入にも町の発展にもつながる!というわけです。
というわけで、さっそくサンプルのコーヒー豆をもらってきて実験です。
天日で干してから鍋で焦げ茶色になるまで煎ります。いい香りがしてきましたよ!
それを市場の粉屋に行って挽いてもらいます。普段は米やカカオを挽く依頼ばかりだそうで、
コーヒー豆の持ち込みは久々だ!と喜んでました。機械はこのおじさんの手作りなんですよ。
挽きあがったコーヒーは本当にいい香りで、「すごい!これは美味しいかも!」って感じです。
チョコレートみたいな香りがするね!と言ったら、粉屋のおじさんが
「あー、さっきのお客さんのカカオ挽いたときの粉が機械に残ってて混ざったかもなー。きっと美味いぞ!」
と満面の笑顔で言ってきました。それじゃあ実験にならないんですが…。(笑)
そうこうしているうちにアイダさんと烏山さんがダバオに戻ってしまったので、
実験の続きは、全然コーヒーのことを知らない私とアルチーに託されました。
「フィルターってあったっけ?」「ないなー、なんか布とかでいいんじゃない?」「じゃあこれは?」「それは雑巾」
「何℃で淹れるとかあるんだっけ?」「知らない、沸かせばいいんじゃない?」
「粉どのくらい入れるの?」「さあ?ネスカフェと同じくらいじゃない?」
ってなわけで、試行錯誤で一応コーヒーのようなものを淹れまして、飲んでみましたが…
コーヒーの味の違いも分からないので、これが美味しいのかどうか判断できません。
そうか、実験って、実験結果を評価できる人がやらなきゃ意味ないんだな…。(笑い)
一応こんな実験ですが動画も作ったのでぜひご覧ください。
というわけで、コーヒーに詳しい方、お越しをお待ちしております!