ロシアによるウクライナ侵攻のニュースを、「戦争」への少年的な興味で見ていたこどもたちですが、
さまざまなニュースを見る中で、その向き合い方が大きく変わってきています。
親と離れ、国外に避難せざるを得ない難民のこどもたちを見て、
「コヤシン、この子たち、うちに入れてあげれないかな?」と聞いてきました。
それはさすがに現実的に難しいけど、ウクライナにもHOJみたいな施設はあるから、
そういうところにお金を寄付すれば、この子たちを助けることになるよ、と説明したら、
「じゃあ僕おこづかい寄付するよ。どうすればいいの?」と言います。
じゃあまずは、ウクライナの児童擁護施設が今どうなってるか調べてみようということで、
いろいろ検索していたら、だいたい以下のようなことが分かりました。
・ウクライナにはもともと20万人くらいの「親のいないこども」がいたが、現在、数千人が所在不明。
・戦争そのものはもちろん、どさくさにまぎれた人身売買の危険もある
・アメリカの退役軍人の団体が、そんなこどもたちを救出すべく、ウクライナで活動中
奇しくも、記事に出ていた救出チームのリーダーの名前が「ジェレミー」だったこともあり、ジェレミーはこの救出作戦に夢中です。
「ここに寄付しようよ!」というので、さっそく手続きをすることに。
ジェレミーには「ジェレミーが1ペソ寄付したら、私が1000円寄付する」と言ってあります。
さあ、ジェレミー、お小遣いの中からいくら寄付する?
なんとジェレミーは、持っているお小遣いの全額を寄付すると言いました。
おいおい、ドローンの修理代を貯めてたんじゃなかったのか?レゴ用のモーターも欲しいって言ってなかったか?
本当に全額でいいんだな?…っていうか、1ペソにつき、100円に変えさせてもらっていい?…とは言えんよな、大人として。(笑)
予想外の出費になりましたが、価値のある使い方ができたなあ、と思います。
ウクライナのこどもたちが1人でも多く救出されることを祈ります。