• 05
    18
    リッキーB&ジェレミーのマニラ珍道中2

    寮を見せてもらった後は、会社の方々と昼食。立派すぎる日本料理店に案内されました。
    天ぷらやトンカツ、蕎麦などが並ぶ食卓でリッキーBは完全に緊張モード。
    ジェレミーはさすがのコミュニケーション力で
    ソバ!年末に食べるやつですよね!食べたことあります。
    うちにはこの色の猫がいて、ソバコっていう名前がついてるんで忘れません
    みたいな話をして受けをとってました。いいぞ。

    それから、二人の世話係的な女性スタッフさんに付き添われて、ショッピングモールでお買い物。
    ひとまず生活と研修に必要なものを、将来の給料から天引き、ということで買いそろえます。
    洗濯機の液体石鹸を初めて見た2人、どのくらいの量を買えばいいのか分からず焦ってました。

    お次はマニラで一番の安物市場「バクララン」でシャツやズボンを買いそろえます。
    こういう場所はダバオにもあるんですが、その、密度と広さがダバオとは段違い!
    しかも、ここ、歩行者天国ってわけじゃなくて、車が普通に通るんですよ。恐ろしい…。(笑)

    「面倒見のいいお母さん」といったキャラの社員さんに「ホラ、アナタはこっちのほうが合うんじゃないの?」
    といった感じでさっそく可愛がられているリッキーB。こう見えてリッキーBはおばあちゃんッ子なので、
    年配の女性には気に入られるスキルが高いのかもしれません。この様子を見てちょっと安心しました。

    買い物を終えて、会社のオフィスを案内してもらい、契約書にサイン。
    決して楽な仕事ではありませんが、将来的な稼ぎという意味でも、社会貢献という意味でも
    非常に価値のある仕事です。2人とも、サインしたからには頑張ろうな!

    そんなわけで、2人は晴れて社会人になりました。ジェレミーとリッキーBの未来に幸あれ!


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    05
    17
    リッキーBとジェレミーのマニラ珍道中

    就職のためにマニラにやってきたジェレミーとリッキーB。
    当然2人とも飛行機に乗るのも初めてです。
    ジェレミーはこどもの頃からパイロットに憧れていたので、ずっとワクワクしていました。
    …が!搭乗手続き前に呼び止められ、「まだ17歳?未成年ね?親の承諾書がないと飛行機には乗れないよ?」と言われました。
    (ちなみに今ネットで調べても、そんなルールは見つかりません)
    「この子は児童養護施設で育った、私が親代わりだ」と主張し、なんとか事なきを得て搭乗には間に合いましたが、
    いやー、のっけからハードモードの旅です。

    なんとか飛行機に乗れたジェレミーは、就職祝いの中古スマホで、ずーっと窓の外を撮影していました
    いやー、窓際の席が取れてよかったな!

    マニラに着いたら会社の車が迎えに来てくれていました。こんな立派な車に乗るのも初めてなので
    2人とも落ち着かない感じですが、この車を運転しているスタッフさんが、いわば「直接の先輩」になるわけで、
    道中、いろいろ話を聞かせてもらいました。

    そして2人が住む寮に到着。去年の11月にできたばかりの社員寮、見習いの2人は二段ベッドがずらっと並んだ部屋です。
    一般家庭から来た子たちからすれば「え?これからここで暮らすの?」とビビるところかもしれませんが、
    HOJで暮らして来た2人からすれば「わお!マットがフッカフカ!」と余裕です。

    寮には身体を鍛えるランニングマシーンや、屋上のバスケコート、そして、共有スペースにはギターもありました。
    そして、猫も飼われていました。(重要)

    うん、これは楽しく住めそうだな、ジェレミー、リッキーB!


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    05
    15
    マニラの貨物船会社にジェレミーとリッキーBが就職しました!

    ジェレミーとリッキーBを連れてマニラにやってきました!
    辿りつくまでの飛行機旅なんかも面白いエピソードがいっぱいあるんですが、
    それは後回しにして、とりあえず先に重要な話から。
    2人が貨物船会社ブーヴェト・シッピングさんに就職しました!おめでとう!!

    こちらの会社は日本の方が立ち上げた会社で、20隻の巨大な貨物船を所有し、
    国際的に運用している会社さんです。こちらの会社で2人はまずは運転手見習いから始め、
    3年かけて運転手として働きながらいろんな研修をして、船乗りを目指します。

    一度船の乗ったら9か月はフィリピンに戻ってこれないそうなんですが、
    その間、乗組員たちだけで、規律正しく生活しながら仲良く働かなきゃいけないわけです。
    当然、ホームシックになったり、ルールだらけの生活が嫌になったりする若者も多いわけですが、
    ここで2人の「児童養護施設育ち」という経験が武器になるわけです。
    まずは船の上を模擬体験するような厳しい完全寮生活が始まるんですが、
    ハウスオブジョイでずっと育ってきた2人なら、きっと楽しみながら乗り越えてくれることでしょう。

    やる気次第では料理長になったり、航海士になったり、船長になることだって夢ではないそうで、
    実際にジェレミーたちと同じように田舎から出てきて、10年で船長にまでなった若者もいるそうです。
    これは夢が膨らみますね!

    これまで自然の中で生きてきた2人が、都会のど真ん中で暮らすのはいろいろ大変だと思いますが、
    寮の仲間たちのちょっと海軍っぽいピシっとした緊張感と連帯意識の中で、成長していってくれればと思います。
    みなさん、2人の明るい未来のためにお祈りください!


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