シャロームの漁村に行くと、漁師のおじさんが小舟でバショウカジキを獲ってきたところでした。
この小舟でこの魚を獲るって、いったいどうやってるんでしょうか?

使っているのはなんとただの釣り針と釣り糸。釣り竿さえ使わないシンプルさです。
針の近くの部分は糸ではなく金属製で、食いちぎられないようになっています。
何で作ってるのかと思ってよく見たら、これ、ギターの弦ですよ!

餌に使っているのは小ぶりの魚たち。これを釣ってきたのはこの少年だそうです。
自分が釣ってきた魚で大物が釣れて、少年も鼻高々です。
本来なら中学校1年生くらいの歳で、「学校に行くベき」なのかもしれませんが、
こういう姿を見ると、「がんばって早く一人前の漁師になれよ!」って思っちゃうのは私だけでしょうか?

少年が小魚を釣るのに使った釣り針を作ったのは、前にもご紹介したこのおじいさん。
いつも自作のギターを弾いてご機嫌な彼ですが、手先の器用さは村でも評判で、
彼の作る仕掛け針だと、まさに「入れ食い」なんだそうで。
ちなみに彼のギターの弦は釣り糸です。(笑)

バショウカジキは非常に美味なので、1kgにつき200ペソの値で売れるそうで、
このサイズなら15kg以上はあるということなので、3000ペソの収入になります。
学年末で学校に払わなければならないお金も多い時期なので、これは本当に大きいです。

老人が作った仕掛けで少年が小魚を釣り、その小魚で大人がこんな大物を釣ってくる。
ここでは老人は一方的に「介護」される立場ではなく、こどもも一方的に「教育」される立場ではありません。
それぞれが協力し合うことで、生活が営まれているのです。
何か、「先進国」と呼ばれる国が無くしてしまったものがここにはある気がします。
学生グループのビジターが一段落したハウスオブジョイですが、
なんと今は個人で来ているビジターさんが合わせて8人もいます。

その中の1人、ダイスケさんは「日本スキムボード協会」の副会長さん。
世界のスキムボードのことを調べていてダヒカンビーチのことを知り、
このブログで私が書いた記事を読んで、ハウスオブジョイに来てくれたんです。

今回は短い時間しか取れず、ダヒカンビーチに行くことを優先したため、
HOJのこどもたちとはあんまり交流できませんでしたが、
ダヒカンビーチのスキムボード事情を実際に観て、現地の若者と知り合うという目的は達成できました。

はじめはフィリピンの田舎でスキムボードをやっている若者たちがいることを知った時、
周りの仲間たちの間で、「ロクなボードを持ってないだろうから、中古のを送ってやろう」
という話が持ち上がったそうなんですが、
「果たして本当にその連中はボードを欲しがってるのか?」
「現地でボードを作って販売してる奴がいたとしたら、その商売を邪魔することになるんじゃないか?」
と考えて、とにかく一回見に行ってみよう!と決めたんだそうで。
いやー、本当にいいセンスをしているなあ、と思いました。
案の定、地元の若者たちは、自作の木製ボードを使っているんですが、
世界で主流のカーボン製のボードに比べるとこれがものすごく重たいんですよね。
ダイスケさんの持ってきた軽いボードにみんな興味津々で、
これがあればめちゃくちゃ高く飛べるぞ!と大喜びでした。

でも、彼らに聞いてみたら、「でもやっぱり自分で作ったやつの方がいい」とのことでした。
その理由は「ある程度重いほうが安定するので技がやりやすい」ことと
「頑丈だし壊れたとしてもまた自分で作れるから遠慮なく使える」ことです。
なるほど、楽器を自作している私にも共感できる感覚でした。
彼らが求めているのは最新式のボードよりも、「海外の仲間とつながる」ことのようです。
日本の大会に呼んでくれよ!としきりに言っていたので、
優勝賞金などを狙っているのかと思ったらそういうわけでもないようで
「そんなことより、仲間が増えたら楽しいだろ?」という感じでした。なんとも気持ちのいい連中ですね。

今後、日本のスキムボード好きたちと、ダヒカンビーチの間で交流が生まれて、
お互いに行き来して大会をやるような関係になったら本当に素敵ですね。
その時はぜひ通訳としてその場に居合わせたいものです。
あ、でもこういう連中って言葉抜きですぐ仲良くなるんだよなー。やっぱり私も練習しようかな。(笑)
お久しぶりです!旧ボランティアスタッフのミサトです!
昨日ハウスオブジョイに到着して、「ミサト!おかえり!」と子どもたちに歓迎されたのが、我が家に帰ってきたようでとても嬉しかったです!
今日は、ビジターのメグミさんとタツキさんと一緒に、ココナッツボウル作りをしました!
みんなでウラワビーチに行ってココナッツをとってきて、
新ボランティアスタッフのダイキ君がつくり方を教えてくれました!さっそくボランティアスタッフとして活躍していますね!
かたいヤシの実に悪戦苦闘しつつも、なんとかボウルの形にすることができました!
お昼は作業の途中で出たココナッツの実をつかった、ギナタアンゴライというスープを食べました!頑張った後のご飯は格別に美味しいですね!
午後は、近くの市場を見学。
絵の得意なメグミさんが、フィリピンの田舎でタクシーがわりに活躍しているトライシクルという乗り物のスケッチをしていると…
「俺のトライシクルを描いてる!」と、自分のトライシクルを描いてもらったおじちゃんは大喜びでした!
さて、私は約1ヶ月間ハウスオブジョイに滞在予定なので、存分に楽しみたいと思います!!