• 04
    16
    夏休み恒例の「割礼」のおかげでHOJは静かです

    先週から今週にかけては、別れの連続でした。
    その最後の1人、レナンをパナボに送り届けてHOJに戻る車の中で、
    ああ、HOJに戻ってもあの子も、あの子も、あの子もいないんだなあ…
    などと感傷にひたっていたんですが、HOJに戻って私の部屋に行くと、なぜか子猫が待ってました。
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    こどもたちと別れて寂しいこのタイミングで迷い込んでくるとは!(笑)
    すでに2匹の猫を飼っていることもあり、これ以上は飼わないと宣言してたんですが、
    心が弱ったところにこんな子猫がなついてきたら、前言撤回もやむをえません。
    私とおそろいのアゴのチョビヒゲが面白いので、チョビと名付けました。

    これ以上猫屋敷にならないように、今度こそ気を付けます!

    さて、HOJが閑散としているのにはもう一つ理由があります。
    それはHOJの残っている男の子たちが、そろって「割礼」を受けたからです。

    割礼というのは、…ほら、アレですよ。知らない人は調べてください。(笑)
    日本人からしたら、「えー?今の時代にそんな文化が残ってるの?」って感じでしょうが、
    世界には、やるのが当たり前の国がたくさんあるんです。

    乳幼児のうちにやる国や、成人式としてやる国もあるそうですが、
    現在のフィリピンでは「7歳から10歳」くらいのときにやるのが一般的です。
    一昔前までは産婆さんや村の治療師(まじない師?)が、包丁と木槌でやったそうですが、(怖っ!)
    今では村の保健センターで、夏休みにお医者さんがやってくれるのが普通です。

    今年はジルマー、ジェレミー、レオ、ジェイエム、そして新入りのジャンレが受けることになりました。
    田舎では大人たちが「痛いんだぞー!」などと脅かして楽しむのが通例となっているため、
    こどもたちはかなり緊張した面持ちです。(ちなみに実際はほとんど痛みはないそうです)
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    3人ずつベッドに寝かされて、お医者さんが、チョン、チョン、チョン、と施術していきます。
    あまりの恐怖で泣き出す子が3割、逃げ出そうとする子が1割、大半の子は、「あれ?もう終わり?」といった感じです。
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    ちなみにHOJの5人のうち、1人は大泣きして大変だったんですが、名誉のためにはだれかは伏せておきましょう。
    あ、レオは最初から最後まで「くすぐったい!」と笑ってました。大物の予感満載です。(笑)

    無事に5人とも施術終了!当然ですが触るとまだ痛いので、パンツやズボンは履けません。
    ということで、割礼のあとはこうやって、ダブダブのTシャツを着て、足を広げて過ごすのが一般的です。
    っていうか、そのTシャツ!(笑)
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    歩くときもこんな格好になります。いやー、かわいいですね。
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    寝る時もこんな格好です。あ、1人アホな大人が混じってますが、お気になさらずに。
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    もちろん走り回ったり、竹馬で遊んだり一輪車で遊んだりはできません。
    なので、みんなものすごくおとなしく、いい子にしています。
    割礼という文化がフィリピンからなくならない理由のひとつはコレかもしれません。(笑)

    まあ、3日後くらいにはその反動で大暴れするんでしょうけど…。
    つかの間の平穏な日々を、子猫と一緒に楽しみたいと思います。


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    04
    15
    レナンの旅立ちと新しい施設「マリフィル」

    ついにレナンがHOJを旅立つ日がやってきました!
    描いた絵と、写真と、トレードマーク「バットマン」の枕を抱えて出発です!
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    入ってきたときは奔放すぎて、この子大丈夫か?って感じでしたが、
    HOJで仲間たちと暮らす中で、集団行動を覚え、ダンスの才能を開花させ、
    学校にも通い、本当に見違えるように成長しました。
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    描いた絵を見ればその成長は明らかでしょう。
    左が初めて描いた絵。右が最後に描いた絵です。
    最初の絵は、お墓に囲まれた自画像。台風の被災の経験が鮮烈だったんでしょう。
    線もおぼつかなく、10歳の子が描くにしては幼い絵です。しかも、色は一色だけ。
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    最後の方は、マッキー先生にもらった塗り絵を見て、真似して描いてから塗ったものです。
    びっくりするほど緻密で正確な線と、カラフルだけれど統制のとれた配色に驚かされます。
    12歳にしてはかなり上手だと言っていいと思います。

    そして弟たちが来てからのこの1週間で、本当にレナンの成長を強く感じました。
    あのレナンが、「ほら、ちゃんとレゴ片付けないと明日遊べないぞ!」とか指導するんですよ?

    このまま成長を見届けたいところではありますが、福祉局からの指導で、
    専属のカウンセラーがいる施設ができたのでそちらで育てたほうがいい」ということになり、移動が決まりました。

    行く先となったのはダバオから北に20分ほどいったところの港町、パナボにある施設「マリフィル」です。
    ドイツのNGOが支援して立ちあげ、運営している孤児院で、なんと70人ものこどもが暮らしています。
    https://www.facebook.com/mariphilvillage?fref=ts

    グループホーム制で、敷地内に一軒家が7つ並び、1つの家ごとに10人のこどもが、スタッフと一緒に暮らしています。
    ヨーロッパ資本の孤児院にはこの形態のところが多いですね。ちなみにHOJは全員が一緒に暮らす「大家族制」です。
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    HOJにたくさんの日本人ビジターが来るように、たくさんのドイツからのビジターやボランティアが来ているようで、
    こどもへの教育には定評のあるドイツのことですから、かなりきめ細やかな活動が準備されています。
    実際、HOJよりもかなりお金がかかっていそうな感じです。(笑)
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    HOJとはだいぶ様子が違うので、レナンは緊張して固まっていましたが、
    こどもたちは笑顔でレナンを迎えてくれました。この感じならすぐに打ち解けて仲良くなることでしょう。
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    まずは6ヶ月様子を見て、いい感じだったらさらに1年、この施設で育ててくれるそうです。
    その後は実家に帰るか、別の施設に移動するか、HOJに戻ってくるかのどれかになります。
    さらに成長したレナンが1年半後にHOJに戻ってきて弟たちと再会!っていうのがドラマチックですね。

    みなさん、レナンの幸せをお祈りください!


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    04
    14
    男の子たちを連れてシャロームのサンゴ礁へ

    HOJを巣立っていくレナンと、最後にシャロームのサンゴ礁へ行きました。
    ずっと「いい子にしてたら連れて行ってあげる」と引っ張り続けていたレオとホセも一緒です。
    さらに、「足をつかずに泳げるようになったら連れていく」と約束していたジェイエムも一緒です。
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    レナンはさすがに自由自在に泳ぎます。潜ったり、ボートから飛び込んだりと、
    最後のサンゴ礁ダイビングをたっぷり楽しみました。
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    ホセとジェイエムはさすがにちょっと怖かったのか、ボートのそばを離れませんでした
    まあ、少しずつ慣れていくことでしょう。まあ、それでもものすごく楽しそうでしたけどね。
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    レオは最初は怖がっていましたが、だんだん慣れてきて、最後には1人で泳ぎ回れるようになりました。
    逆に目を離すとどこに行っちゃうか分からなくて心配なんですが、
    いつもおしゃべりなレオは、シュノーケルをつけたままでもおしゃべりで、
    何を言ってるのかはいまいち聞き取れなくても、どこにいるのかはすぐに分かってちょうどよかったです。(笑)

    こどもたちが魚たちと泳ぐ姿を動画にしましたのでぜひご覧ください!

    みんなものすごく楽しかったようで、「今度はいつ連れてってくれるの?」としつこいです。
    これをエサにすれば当分の間はこどもたちもいい子にしてくれそうですね。(笑)

    さて、感動のお別れをしたこどもたちですが、近所にいる子は結構遊びに来てくれます。
    今日はドドンジュヴィーが遊びに来てくれて、さっそく同窓会状態です!
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    やっぱりこの子たちがいるとHOJがパッと明るくなりますね。
    新しい子にも積極的に話しかけるジュヴィーのコミュニケーション能力の高さには本当に感心します。

    うまく予定を合わせて、マプティやダヒカンに行くときに連れて行ってやりたいなあ、と思います!


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