無事にジルマーが退院して戻ってきました!
心配してくれたみなさん、本当にありがとうございます。
仲間が帰ってきて、こどもたちもとても嬉しそうです。
こどもたちによると、最近ジルマーは学校や敷地内になっているマンゴーばかり食べて、
それでお腹いっぱいになってよく食事を残していたそうなので、
「マンゴーばっかり食べてたから病気になったんだ」と言われています。
ジルマー、ごはんもしっかり食べような!
今日はアビゲルが腹痛で幼稚園を休んだんですが、
痛みに波があるようで、全然痛くないときはヒマでしょうがないそうで。
私のところに遊びに来たので、折り紙で一緒に遊ぶことにしました。
でも私、「ほら、俺こんなすごいの折れるんだぜー」っていう感じの
自己顕示欲の強い折り紙ばかりやって生きてきたので、
5歳の子と一緒に折って遊べるネタを一個も知らないことに、今日気づきました…。
で、脳みそを奥の奥まで検索して、小学校低学年のときの記憶を掘り起こし、
「やっこさん」の折り方を思い出しました。いやー。思い出せるものですね!
やりはじめたら、「手の動くやっこさん」とか「はかま」の作り方も思い出して、
アビゲルと一緒に作って遊びました。アビゲルはお腹が痛いのもすっかり忘れて上機嫌でしたよ。
今度こういうことがあったときのために、他にもネタを仕込んでおこうと思います。
ちなみにこちらが、私が「紅茶の包み紙」で折った動物たちです。
左奥がアメリカン・コッカー・スパニエル、右奥がパグ、
左手前がトナカイ、右手前が秋田犬です。
犬ばかりなのは、ちょっとした職業上の理由です。(笑)
「ティーバッグ折り紙」はネットで折り方が紹介されているので、
興味のある人は探して挑戦してみてくださいね。メチャクチャ難しいですよ!
先週、風邪をひいていたジルマー。
週末になって元気を取り戻したので安心していたら、
月曜になってまた発熱し、腹痛もあるということで、病院に連れていきました。
HOJのあるサンイシドロには、保健センターはありますが、
常時医者のいる病院や、入院施設はありません。
こどもが病気になったときには、隣町、ルポンまで車で20分かけて連れていきます。
ルポンにある町立病院。25人しか収容できないこの病院に、
50人以上の入院患者がひしめいています。
その上、1日に30~40人の外来患者が来るそうで、
それに対して、お医者さんは1人だけ…。
部屋の数が足りないので、多くの患者が、こうやって廊下にベッドをおいて、横たわっています。
看護師の数も足りないので、入院するなら親族が夜通し付き添うのが常識です。
HOJの子が入院した場合は、親族の誰かに来てもらうか、
それが無理な場合は、スタッフ、あるいは臨時に誰かに頼んでみてもらうことにしています。
今回は幸いなことに、ジルマーが小さなときから世話をしてくれていた
元スタッフのヴィックビックさんが看病役をかってでてくれました。
気心の知れた人にそばにいてもらう、っていうだけで、心強さが全然違います。
検査の結果は尿路感染症。こちらではUTIと呼ばれている病気です。
日本でも夏場に多いとされている病気で、常夏のフィリピンでは割とよく聞く病名です。
とりあえず、ちゃんと入院して治療を受ければ深刻なことになるような病気ではないので、
早ければ明日にも退院できそうです。本当に良かったです。
それにしても、こどもを連れていくたびに、この病院には現実をつきつけられます。
フィリピンは医者が足りないわけでも、医薬品が足りないわけでもありません。
ただ、自治体に医者を雇うお金がなく、患者に医薬品を買うお金がないんです。
社会保険制度もあることはありますが、その恩恵にあずかれる人は
「正社員」として働いている人達だけで、この村の多くの漁師さん、ドライバー、
売り子さん、お手伝いさんたちは、病気になっても満足な医療が受けられません。
システムを変えていくことは外国人の私にはできませんが、
このシステムから漏れる人達を、どうしたら減らせるのか、HOJなりにできることを考えたいと思います。
ニュースレター43号ができました!今回の表紙はさっそくアビゲルです。
ブログをいつも読んでくださっているみなさんには、
特に新しい情報があるわけじゃないですけど、ここ数カ月の出来事を
写真付きでまとめてあります。今回は「竹音楽隊特集」という感じでしょうかね。
こちらのリンクからご覧いただけますので、ぜひどうぞ!
https://www.mediafire.com/?1c5mwduaueej4v0
これから印刷業者でプリントして、発送となるので、
7月中にはみなさんの手元に届くと思います。
私も欲しい!という方はこちらまでご連絡ください。
nigaoetabigeinin@gmail.com
今日は印刷所に行った後、ジョネルとウィリアムの働く工場に様子を見に行きました。
さあ、まじめに働いているでしょうか?
ジョネルが運び込まれてきたマンゴーを箱から出して仕分けする作業をやっていました。
まわりの従業員とも打ち解けて、仲良くやっているようで安心しました。
ちょっと持たせてもらったら、この箱、マンゴーがギッシリ中に詰まっていて、
一箱30kgくらいあるんですよ。それを軽々と持ち上げて延々と立ち作業…。
さすが、HOJでずっと薪割りで鍛えていただけあって、頼もしいですね!
残念ながらウィリアムはこの日は「夜のシフト」ということで、会えなかったんですが、
とても働き者で、勘もいいと同じ部署のみんなの評判も上々でした。
上司に気に入られて週末一緒に海に遊びに行ったりもしているそうです。
確かに、海に遊びに行くときにウィリアムがいたら心強いですからねえ。
私は無人島に流れ着くならぜひ、ウィリアムと一緒に漂着したいです。(笑)
働き初めて1ヶ月。そろそろ仕事にも慣れてきた反面、大変さも痛感している頃でしょう。
なんとかここを乗り越えて、しっかり働いて欲しいです!