増えすぎた子犬や子猫を近所のみなさんにひきとってもらうことにしました。
ソーシャルワーカーのジーンさんが「私に任せて!そういうの専門だから!」と言って探してくれました。(笑)
「なんなら書類も作る?」と言われました。ノリノリですね。
おかげで次々と里親が見つかってます。
市長さんの秘書をしているパトリシアさん、スタッフのベベットさんの娘さん、スタッフのエルビーさんが
猫や犬たちを引き取ってくれました。みんな元気でなー!ネズミ退治で役に立てよー!

仲間が減って残った猫たちはさびしそうですが、まあ、すぐに慣れるでしょう。
なんてったってここにはこどもが嫌というほどいますから。(笑)

さて、今日はウラワビーチに行ってこどもたちと遊びました。
こどもたちがスラックラインの練習に夢中になっている間に、私は久々にじっくりウラワの海中を探索しました。
ニモのいる場所はすっかり覚えたんですが、今回、エンジェルフィッシュの大群がいる場所を発見!
シュノーケリングができる人なら十分岸から泳いで行ける距離です。見たい方はお楽しみに!
満月の直後なのですごい引き潮です。

引き残った水たまりが太陽の熱で暖められて、まるで温泉のようです!

遊びまくって疲れた体を癒すのにも最高です!みなさんぜひ大潮の時期を見計らって遊びにきてくださいね。
最近ウラワビーチに行くときには必携のアイテム、スラックライン。
せっかくの夏休みなので、これをどうにかHOJの敷地内で練習できないかと場所を探した結果、
私の部屋とマンゴーの木の間に張れば練習できそうだということが分かりました。

こどもたちが昼寝している間にこっそり練習して差をつけてやれ!と思っていたら、
あっさりロジャーとルベンに見つかって、一緒に練習することに。
私もロジャーもルベンも、もう普通に歩くのはマスターしたので、ちょっと変わった技に挑戦です。
「座ってからもう一度立つ」「わざとバランスの崩れるようなポーズをとる」「振り返る」「カメラ目線」などなど。

私の「カメラ目線」の技をそばにいたレナンに写真に撮ってもらったら、
ラインが写っていないので、ただの上機嫌なオッサンになってます。うーむ、残念!(笑)

難しいことに挑戦したがるロジャーはさっそく「ジャンプ」に挑戦です。
先日のバレエのときにもそうでしたが、体幹というか、軸というか、重心というか、
とにかくそういうのの安定っぷりがハンパじゃありません。
さすがに今日はまだできませんでしたが、近いうちにすぐできるようになりそうです。

世界大会とかもあるらしいですからね。
こういうマイナースポーツなら、本気でフィリピン代表くらいなれるかもしれませんね!
さて、今日からまた新しいビジターがやってきました。
ミンダナオに来るのはなんと43年ぶり!という、元協力隊の安本さんです。
青年海外協力隊という制度ができて、3期目の隊員だそうです。烏山さんの大先輩にあたるわけですね。

8年ほど前に早期退職して、その後はJICAのシニアボランティアとして、シリア、フィジー、
ソロモン諸島などを回っていたそうで、口を開くたびに興味深い話ばかりです!
専門は「水道管の修理」とのことで、滞在中にHOJの水漏れ個所を全部見つけ出して、
修理法をスタッフたちに伝授してくれるそうです。いやー、ありがたいですね!
まだ太平洋戦争の記憶が生々しくて、日本人を見ると石を投げつける人もいた、という40年前。
こういう大先輩がそれでもめげずに、現地の人たちと仲良くする努力を続けてくれたおかげで、
今、私たちはフィリピンの人たちに笑顔で歓迎されながら活動をすることができています。
後世に何かを残す、というのは、こういうことなのかもしれませんね。私もがんばります!
隣の、ルポンの町にHOJに入りたいというこどもたちがいるとの連絡を受け、調査に行ってきました。
事情があって両親と一緒に暮らせなくなった6人兄弟が、
決して生活に余裕があるとは言えないおじさんの家に居候している状態でした。
おばさんが妊娠中ということもあり、なるべく早くHOJで暮らし始めたい、とのことです。

大急ぎで手続きを進め、なんとか来週から一緒に過ごせるようにしたいと思います!
せっかく隣町まで来たので、ロサガマイに会いに行きました。
しっかり学校に通っていて、6月からは6年生になれるとのこと。実家にうまく適応できてよかったです。
一緒に写っているのは、最近、5年ぶりに再会したという実のお姉さん。
ダバオに出稼ぎにいっていたんですが、妊娠をきっかけに地元に戻ってきて再会したそうです。
ロサガマイ、良かったね!

運転手のドドンさんが「ここまで来ればジュンジュンの家も近くだよ」と言うので、
え?全然近くないよ?2週間前に実家に連れて行ったときと方向が違うじゃん?…と思ったら、
なにやら不思議な森の抜け道があるとのこと。いやー、なんとも素敵な道ですね。

森と田園風景を抜けると、確かにジュンジュンの家に着きました。
親にとっても子にとっても、まともに一緒に暮らすのは今回がはじめてということで、
ちょっと心配していたんですが、さすがは実の親子。結構うまくやっているようで一安心です。

ジュンジュンの家の周りは水田が広がる穀倉地帯です。
常夏のミンダナオでは、田植えの時期をずらせば、一年中収穫が可能です。
田んぼは大金持ちが所有していてそこで暮らし、働いているのはほとんどが小作農ですが、
収穫後の「獲り残し」の稲穂は、住んでいる人たちが獲っていいことになっているそうで。
ジュンジュンは毎日のようにこの「落ち穂拾い」に行って、
多い日には2キロぶんくらいの米をゲットしてくるそうで、
幼いこどもを抱えたお母さんとしては、なんともたくましい「お兄ちゃん」の登場なわけです。
親子の絆が育ちことに期待しましょう!