HOJから1時間ほどダバオのほうに戻ったところにある「タゴム」という町に、
シスターたちが運営している「グロリア・クリスティ」という小規模な孤児院があるんですが、
その子たちが遠足でHOJまで遊びに来てくれました!
キリスト教人口の多いフィリピンでは神父やシスターはものすごく尊敬されているので、
それで何か勘違いしてしまって、偉そうになってしまった神父さんやシスターも多いんですが、
このシスター・ナンシーはとても腰の低い方で、本当に尊敬できる人でした。
よく見ると、ステージにも上がらず、こどもたちと同じ高さのところに立って話しています。
こういう細かいことがさりげなくできるのって、品があって素敵ですね。
施設のこどもたちもシスターを深く信頼しているようで、とてもいい感じでした。
他の孤児院との交流を今後も積み重ねて、いい部分はどんどん吸収したいと思います!
空手家ゲンリュウの「飛び石プロジェクト」も着々と進んでいます。
土日になるとこどもたちが「僕も手伝う!」と言って寄ってくるそうですが、
なにしろ重労働ですからね。
ジェレミーとかだと、役に立つというよりは、むしろお荷物状態です。(笑)
それでも追い払ったりせず、手伝わせてやっている辺りに、彼の人柄が見えますね!
インダイガマイがお人形を持ってきて「見て見て~!」と言ってきました。
おいおい、何歳だよインダイガマイ!と思って話を聞いてみると、
なんとこの服、自分の破れた服を再利用して、自分で作ったんだそうで。
それはすごい!なにげにこの兄弟はみんな手先がすごく器用なんです。
これで、この人形をジェリカやジョイジョイに貸してやっていたりすれば、
インダイガマイ株も急上昇!…だったんですが、しっかり自分で遊んでました。(笑)
まあ、それでこそインダイガマイ!来年はハイスクールだぞ!がんばれ!
きのうから始めたREADYFORですが、さっそく何人かの方が参加してくれて、
早くも達成率33%!すごいスタートダッシュです!本当にありがとうございます!
さて、1週間滞在していたミカさんが、旅立つことになりました。
日本に帰るわけではありません。このまま半年、世界を回るんだそうです。
いやー、いい根性ですね!
ということで、旅立つ前に、「行ってらっしゃい」という気もちを込めて、
また、10月が誕生日の子たちのお祝いもかねて、「豚の丸焼き」をしました。
ミカさんは初めての「豚の皮剥ぎ」に挑戦!なかなかできる経験ではありません!
10月はアナマリス、ルベン、ジョリーナ、ジョネルが誕生日を迎えます。
ルベンはちゃんと誕生日を祝うのははじめてなので、
10年分くらいまとめて盛大に祝ってやりたいと思います!
そして出発前には、学校が休みだったエッゼルと一緒に、楽しそうに掃除してくれました。
立つ鳥跡を濁さず、というやつですね!
短い滞在でしたが、2回目ということと、本人の人柄もあって、
本当にこどもたちと仲良くなっていました。特にジェイソンとは親友です!
これから半年間、いろいろなことがあることでしょう。ミカさん、気をつけて行ってらっしゃい!
土産話を期待していますよ!
大事なお知らせです!
前からコツコツとやってきた音楽プロジェクトを、ボランティアスタッフの優さんが中心になって、
このたび、READYFOR?というサイトで、資金を募って本格的にやることにしました!
https://readyfor.jp/projects/houseofjoy
READYFOR? は「クラウドファンディング」と呼ばれているサービスを提供しているサイトで、
「こんなプロジェクトを考えているので出資してください!」と出資者を募り、
目標額に達したらお金が振り込まれてプロジェクトができる、というシステムになっています。
今回、優さんが出したのは「竹楽器隊をもっとかっこよくする!」というプロジェクトです。
楽器作りはこの私が、編曲や録音はギタリストのGAKUさんが、そしてこどもたちへの
楽器指導は保育士であり、演劇経験者でもある優さんが中心になって行い、
人前で披露するだけではなく、きちんと録音し、DVD化してみんなに見てもらう予定です。
出資してくれた方には金額に応じてDVD、竹サックス、HOJ滞在ご招待券など、
さまざまな「お返し」が準備してあります。
目標金額は40万円!2ヶ月以内に集まらなければ、プロジェクトは実行できません。
1円でも足りなかったら1円も入らない、というシステムです。
日本経済の低迷、円安、フィリピン国内の物価上昇などのことを考えると
今後、HOJを運営していくためには、「単に寄付を募る」のではなく、
このような「プロジェクトベースのお金の集め方」も必要になってくると思います。
今回の優さんの挑戦は、その試金石になると私は考えています。
みなさん、ぜひご協力をよろしくお願いします!