3年前、私がマニラの空港で飛行機を待っていたときに、
たまたまそばにいたバックパッカー風の若者と話が盛り上がって、
「ミンダナオでHOJって孤児院をやってるから、いつか機会があったら来てみて!」と言ったら、
なんとこのたび、本当に友達を連れて遊びに来てくれました!
シュウゾウくんはとても面白い経歴の持ち主で、10代の頃から自分で頭を使ってお金を稼ぎ、
それを資金にして20代の前半に2年かけて世界中を回り、
現在はその経験を生かして、旅行業を始めようとしているそうです。
「ビジネスをしていると、どうしてもお金という価値観に振り回されてしまうんですよ。
そうならないためにも、私はハウスオブジョイみたいな活動に関わりたいんです。」
と言ってました。いやー、かっこいい若者もいるもんです。今後ともよろしく!
先日から来ているマユミさんが「養子縁組」に興味があるということで、
ビジターみんなを連れて近所の乳児院「エンジェルハウス」に行ってきました。
フィリピンでは、里親と施設が直接交渉して養子縁組することが法的に厳しく禁じられており、
必ず政府機関が仲介してプロセスを進めて行くことが義務付けられています。
なので、書類をそろえるだけでも大変で、「養子が欲しい!」と思ってから、
実際に一緒に暮らせるようになるまでには、少なくとも2年、長い場合は5年もかかるそうです。
施設を運営しているイギリス人、デービッドさんにそれは大変ですね、と聞くと、
「簡単に養子がもらえる国もあるけど、そういう国では、
その子が本当に孤児なのかどうか分からないし、健康状態や生い立ちも分からない。
後になって『俺が親だ』みたいな人が出てきてトラブルになるケースも多い。
時間はかかっても、フィリピンの養子縁組制度はいい制度だと思う」
と語ってくれました。なるほど、言われてみれば確かにそうかもしれませんね。
さて、空手家のゲンリュウくんは、シャロームハウスの浜から石を持ってきて、
HOJの庭に飛び石をつくるプロジェクトを始めました。
そういえば、私が高校生くらいのとき、異種格闘技戦が流行り出して、
グレイシー柔術が急に注目されだした頃、最強の男、ヒクソン・グレイシーが
どんなトレーニングをしているのか?というインタビューに、
「なるべく重たい石を持って海岸を走るんだ」と答えていたのを思い出しました。
なるほど、科学的なトレーニングよりも、効果がありそうな気がしますね!
大雨が降るとHOJの庭は部分的に洪水状態になり、歩けなくなってしまいます。
みなさんがHOJに遊びに来る頃には、この飛び石が活躍してくれるかもしれませんよ!
ここ数日、天気が悪くて、サンゴ礁に遊びに行ったり、川に遊びに行ったり、
夜光虫ダイビングをしたりする予定がすべてキャンセルでした。
遊びにきてくれたみなさんには申し訳ありませんが、天候ばかりはどうしようもありません。
今のところ「大きな被害」は出ていませんが、漁師の村では事態は深刻です。
シャロームの村の漁師たちと話したら、海が荒れていてもう1週間近く漁に出ていないそうで、
食卓には魚はもちろん、米もなく、バナナと干し魚の端切れを食べる毎日だそうです。
村のこどもたちはそれでも元気ですが、やっぱり今日は走り回って遊ぶ子の姿はありません。
シャロームハウスの管理人として働いているメラニーさんが、
近所の子にそうじを手伝わせて、ちょっと食事を分けてあげていました。
給料という現金収入のある彼女が、こういうときに周りを支えているんですね。
私たちもシャロームのサンゴ礁ではいつも楽しませてもらっていますし、
村の人たちの温かいもてなしにはいつも助けられています。何かできることを考えたいですね。
ちなみに神父さんが住んでいた「マングローブハウス」も、台風の波で損壊していました。
このまま放っておくと、もっと崩れて木も全部波にさらわれてしまう、ということなので、
潮が引いたタイミングで、解体して、使える木材をとっておくことにしました。
この作業も地元の漁師さんたちが手伝ってくれるということなので、
家族で1日ごはんを食べれるくらいは謝礼として渡そうと思います。
まだ台風の脅威は去っていないとのことです。
みなさん大きな被害がないことをお祈りください!
今日はダバオにある日本人向けのゲストハウス、
「カーサ・マリア」の運営スタッフのみなさんが遊びに来てくれました。
部屋に泊まれるだけではなく、滞在中にいろいろと日本語で世話をしてくれる、
とても評判のいい宿ですよ!
http://www5.hp-ez.com/hp/davao/page1
というわけで、昨日に引き続き、みんなでウラワビーチに行きました。
8月9月は学校の活動が忙しくて、あまり一緒にビーチに来れなかったロジャーが
昨日と今日はビーチで大暴れ!ものすごい運動神経で曲芸を見せてくれました。
これは「ヤシの木を駆け上ってバック宙」という、まるで忍者のような技。
いやー、すごいです。
その運動神経を持ってしても、ホンモノの空手家にはまるで敵いません。
これが武道というもののすごさなんですね!がんばれロジャー!
今、ちょうど新月で満潮の時期なので、砂がとても柔らかくなっています。
そんなわけで普段は禁止の木のぼり遊びもちょっと解禁。
ミカさんと一緒に木の上での鬼ごっこをして、ものすごく盛り上がってました。
ドドンは大好きな一輪車に乗りまくっていました。
手を叩く、ジグザグ走り、眼をつむる、などの技をマスターしたドドンは、
今日は「乗ったまま落ちているヤシの実を拾う」という高度な技に挑戦!
もうちょっとでできるようになりそうです。今後に期待ですね!