ウィリアムがHOJの庭の一角を菜園にしています。昔からこういうの好きなんですよね。
今植えているのは主にゴーヤ。常夏の国フィリピンでは、ポピュラーな食材です。
私の好物のモロヘイヤも植えるように頼んでおきました。
これで栄養バランスはバッチリですね!
今日は、金沢星稜大の学生たちを小学校に連れて行きました。
11人の学生全員が教育学部で、小学校教師志望ということなので、
単に授業を見学するだけでなく、授業補助をしたり、
ワークショップをしたりさせてもらえる学校を探したところ、
ウラワビーチのそばの全校生徒数150名足らずの
小さな小学校が受け入れてくれることになりました。
この小学校に通うこどものほとんどが、イスラム教の家庭のこどもです。
そして、ほとんど全員、親は漁師です。
日本にいるとイスラム教というものに関するニュースは「テロ」とか「過激派」なんていう
偏ったものばかりですが、実際にイスラム圏を旅行すると、
むしろ親切で、人懐っこく、家族仲がとてもいいことに気づかされます。
幼稚園の授業補助をしたり、先生が急用でいない間に代理授業をさせてもらったり、
授業内容を変更して、日本文化の紹介をさせてもらったりと、
本当にいい経験と交流ができました。
学生たちもこどもたちとの出会いで、「イスラム教」に対する偏見なんて
ふっ飛んだんじゃないでしょうか。
悲しいことに、偏見をあおることによって対立を際立たせ、
宗教を大義名分にして利権争いに勝とう、というのが、今起きている民族紛争の実情です。
みなさんもニュースで見たかもしれませんが、
今、ミンダナオ島西部は、かなり緊迫した状況なんです…。
偏見をあおるのではなく、出会い、交流することが、平和への唯一の道だと私は思います。
HOJに来るビジターたちが、滞在する中で、「偏見」から解き放たれていけるような
「出会い」を、これからもプロデュースしていきたいと思います!
10月からの私、澤村の日本滞在スケジュールがかなり埋まってきました。
お誘いいただいたみなさん、本当にありがとうございます!
今のところ、こんな感じです。
10/19 東京 三軒茶屋大道芸にてパフォーマンス&広報活動
10/20 東京カテドラル関口教会バザーに出店
10/22~24 金沢にて大学や小学校で講演
10/25 東京 白百合幼稚園にて講演
10/27 千葉 五井教会にて講演
10/28~30 青森へ
11/02 東京 六本木BeeHiveにてコンサート
11/03 東京 洗足教会にて講演
11/05 東京 社会事業大学にて講演
11/08 大阪 NGO「アジア協会アジア友の会」の食事会に参加
11/09 神戸 新長田NGO「フリーヘルプ」にてミニコンサート&講演
11/10 神戸 三田教会にて講演
11/15 東京 田園調布双葉学園にて講演
11/16 東京 「HOJの集い」にて講演
11/17 東京 洗足教会バザーに出店
なかなかハードなスケジュールですが、なるべく多くの人に、
HOJのこどもたちのことを知っていただくべく、がんばりたいと思います!
学校や教会などのイベントでも、一般参加できるように私が主催側に掛け合いますので、
お近くの方、スケジュールの合いそうな方は是非ご連絡ください!sawamura@hoj.jp
まだ空いている日は以下の通りです。
10/21, 26, 東京近辺
11/11,12,13,14 関西周辺
もう残り少なくなってます!学校関係のみなさん、早いもの勝ちですよ!(笑)
6年前に日本福祉大の学生たちが作ってくれたバスケットボールゴールが、
ついに壊れてしまったので、金沢星稜大の学生たちに作り直してもらうことにしました。
ボードはスタッフが事前に作っておいたんですが、
支柱や補強材は買って来るところからやってもらいます。
バスケゴールの高さって何センチだっけ?ということで、学校まで一っ走り。
メジャーで計って寸法は完璧です!
クギを一本打つだけでも、慣れていないととても難しいものです。
現地のスタッフなら金槌を7~8回も振りおろせば、簡単に打ち込めるクギも、
学生たちがやると、何分かかってもまっすぐ入っていきません。
それでも「なるべく学生たちの手でつくる」ことを尊重し、スタッフたちは補佐に努めました。
壊れないように頑丈に作ったら、かなり上が重たくなってしまったので、
倒れないようにするために、土台をセメントで固めることにしました。
スコップで砂とセメントを混ぜ、水をかけて練り込む作業です。
私も17年前、始めてフィリピンに来たときに、1ヶ月間、こればっかり手伝った記憶があります。
ものすごーーーく重労働なんですよ、これ。
ボードには色を塗って、日本の国旗とフィリピンの国旗を描きました。
男子生徒が肉体労働、女子生徒たちは細かい作業、と、うまく役割分担をしていて、
「やることがなくてボーっとしている学生」がいないことに感心しました。
なかなか主体的な若者たちで将来が楽しみです。
1日がかりで、なんとか完成!よくがんばりました!
土台のセメントが固まるまでは木材で仮固定してありますが、
滞在中にもっときちんと補強する予定だそうです。
今日の功労賞ということで、ジェイソンにフィリピン版かき氷「ハロハロ」をごちそうしました。
肉体労働の後の甘くて冷たいものは何よりもおいしいです!
正直な話、こういう肉体労働系のプロジェクトは、現地のスタッフがやった方が
手っ取り早いというのが事実です。私は17年前、それを骨の髄まで経験しました。
でも、やっぱりこれが「国際協力」に関わるときの第一歩だと思うんですよね。
「自分はこれじゃ役に立たないんだ」ということを理解することが、
「じゃあどうするべきか」を考えるときに必ず必要になってくるんです。
ちなみにこれは17年前、私が穴を掘ってた頃の写真です。(笑)
このときの無力感が、その後の私の進路を大きく変えたように思います。
これからも初心を忘れず、こどもたちにとっての楽しい暮らしの場であり、
日本の学生たちにとっての貴重な経験の場であるハウスオブジョイを
運営していきたいと思います。応援よろしくお願いします!