4年前にHOJに来てくれたミキさんが私に教えてくれたスラックライン。
今ではビーチに遊びに行くときには、欠かせないアイテムとなっていますが、
なんと新年早々、そのミキさんが、スラックラインのプロライダーをひきつれて遊びに来てくれました!
来るにあたって、スラックラインを販売しているGIBBON社の方々をはじめ、
多くの方が支援してくださってこの企画は実現しました。みなさん、本当にありがとうございます!
今日はこどもたちが学校に行っている間にティナイタイに行こう、ということになったんですが、
なんとティナイタイでも柱にラインを張って綱渡り!なんですか、この面白い大人たちは。(笑)
HOJに戻ると、こどもたちが学校から帰ってくる時間に合わせてラインを敷地に設置。
元世界チャンピオン、各地でイベントやワークショップをしているプロライダーGAPPIさんの
飛んだり跳ねたり回転したりのものすごいパフォーマンスに、学校から帰ってきたこどもたちがびっくり!
下校中の近所の子たちがみんな足を止めて、大勢の観客の前でのショウとなりました。
その後はみなさんのご想像の通り。HOJのこどもたちが「ボクもやってみたい!」と興奮して殺到します。
怖いもの知らず&運動神経抜群のジャンレとジェイエムが、早くもすわってジャンプする技に挑戦です。
GAPPAIさんたちのパフォーマンスと、こどもたちのリアクションはこちらの動画でご覧ください!
これから4日ほどHOJに滞在してくれるので、週末、たっぷりとコレで遊び倒したいと思います!
さあ、長らくお待たせしました。ちょっと完成が遅れましたが、ついに男子棟の改築が終わりました!
屋根が古いままなのでいまいち「改築完了!」って感じがしないかもしれませんけど、
柱が鉄筋コンクリートになり、壁も窓もドアも新品になりました。
部屋の中は空色です。廃材でキャビネットやベッドも作ってもらい、こどもたちは超ごきげん!
ここがこれから暮らす家になるんですからね。
約1ヶ月間、本当に一生懸命働いてくれた大工さんたち。
いやー、大工って仕事は本当にかっこいいな、と改めて思いました。
今度はシャロームハウスの部分改築をしようと思っているので、また彼らに頼もうと思います。
今回の改築費用には、歌手のさだまさしさんが立ち上げた「風に立つライオン基金」という団体から
いただいた寄付金をつかわせていただきました。
感謝をこめて、これまで単に「男子棟」と呼んでいたこの建物を「ライオンハウス」と命名することにしました。
さだまさしさん、そして風に立つライオン基金にご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
ぜひいつか遊びに来てください!
今回の改築プロジェクトの動画を作成したのでご覧ください。
前半2分くらいは3週間前にアップした動画と同じですが、ちゃんとその続きがあるので
できれば最後まで見てくださいね!
さあ、建物が完成したので今度はいよいよ太陽光パネルの設置です。
うまくいくか、みなさんお楽しみに!
昨晩はこどもたちの「卒業式」をしました。
ミッチー、インダイ、ロジャー、アナマリス、ジョイジョイ、ジョアン、ジュヴィー、ジョリーナ、ジェリカ、
アビゲル、アンジェロ、シエラ、アイアン、レナンの14人が、一挙にHOJを巣立っていくことになったからです。
こんなに大勢がいっぺんに卒業していくのは、HOJの歴史の中でも初めてのことです。
フィリピンの経済が上向いていること、新しいソーシャルワーカーの有能さ、
そして長年積み上げてきたHOJの人脈がちょうどいいタイミングで一致したことで、
この喜びの日を迎えることができました。
喜びの席にはもちろん豚の丸焼き!この半月で3回も食べていますが、
こどもたちを送り出すこの場に、これ以上にふさわしい「ごちそう」はありません。
みんなで食事をした後はちょっと真面目に「卒業式」をやりました。
1人1人の名前が呼ばれて、卒業証書が渡されます。
1年、4年、7年、10年、17年…
HOJにいた期間はそれぞれ違いますが、押し寄せる気持ちに違いはありません。
もちろんHOJのパーティーですから、ダンスもたくさんありました!
中でも印象的だったのはロジャーたちのダンスです。
いつもの通り、ロジャーが中心になって前半は踊っていたんですが、
曲の途中でロジャーが後ろに下がり、代わりにジェイエムが中心に出てきました。
まるで、ダンスの中で「世代交代」をあらわしているようで、心にせまるものがありました。
ロジャーが後継者に選んだのはジェイエムだったんですね。
確かにバトンが伝わったことを実感した瞬間でした。
そして、こどもたちからスタッフへのメッセージ。
涙で言葉につまる子が続出し、もらい泣きでHOJ中があふれました。
ミッチーの「烏山さんとアイダさんが家に来た2004年8月13日を、私は一生忘れません。
あの日、私は神様から新しいお父さんとお母さんをもらいました。」というメッセージには、
その場にいた全員が涙しました。
こどもたち同志の兄弟同然の絆も、今後も大切にしていってほしいと思います。
また再会できる場を作ってあげたいですね。
少し長いですが(8分)、動画にしましたのでぜひご覧ください!
涙もろい方はハンカチを準備してから再生することをおすすめします。
ちなみに私は編集しながら涙腺が崩壊しっぱなしでした。
これから、何日かに分けて、こどもたちをそれぞれの「家」に連れていきます。
その様子もきちんとブログで紹介していきますので、こどもたちの行く末が気になる方は、
ぜひチェックしてくださいね!
最後になりましたが、この子たちがこの日を迎えられたのは、
日本から支え続けてくれたみなさんのおかげです。本当にありがとうございました!