• 03
    14
    ルベンの即興歌 ~台風パブロの歌~

    関西大の学生たちが学校に行ってない子たちと存分に遊んでくれています。
    ルベンはちやほやされまくって大喜びです!
    なにげに運動神経抜群です。はじめてのはずの大なわとびも余裕の表情でした!

    弟のレナンも甘えん坊で、大きいお兄さんたちにおんぶや肩車をしてもらうと離れません。

    少々きびしくしなきゃいけない部分もありますが、HOJにたどりつくまで大変だったことを思えば、
    多少は大目にみてやってもいいのかな、と思います。そのあたりの判断は難しいですね。

    とにかくHOJに入りたての子は「写真にとってもらえる」ことが嬉しくて仕方がありません。
    撮った後は必ずのように「見せて見せて!」とおねだりします。

    こんなふうにみんなで一緒にカメラを使って、お互いに撮りあって遊ぶのはいいんですが、
    こどもたちにカメラやiPhoneを渡すのは要注意です。

    実際に、目を離した隙に「画像を全消去されて旅の思い出がすべて消えた…」とか
    「機内モードを解除されて、日本のメールを大量に受信してしまい、ものすごい請求が来た…」
    なんてことも起きてます。滞在するみなさん、気をつけてくださいね!

    学校に行っている大きい男の子たちには、短い昼休みがビジターと遊ぶ大事なチャンス。
    急いで学校から戻ってきて、今日は「セパタクロー」で遊んでました。
    サッカー経験者が多いので、土曜日のウラワビーチが楽しみです!

    ルベンがギターをかき鳴らしながら、歌っていたので、
    何の歌かと思って注意して聞いてみたら、こんな歌詞でした。

    「台風パブロがやってきて~家も学校も壊れちゃった~
     そこいらじゅうが死体だらけ~ 臭くて臭くてたまらない~
     そこいらへんに埋めました~ 墓に行こうにも道がない~ 
     台風パブロは怒ってる~ 誕生日がないから~ 」

    10歳そこそこの男の子が、3か月前のことを、笑顔でこんなふうに歌うなんて、
    私には想像もつきませんでした。聞けば、自分で作った歌だとのこと。

    音楽って、すごいものだと思ってましたけど、
    私が思ってた以上にすごいものなのかもしれません。

    こどもって、すごいものだと思ってましたけど、
    私が思ってた以上にすごいものなのかもしれません。

    もう少しこのことは、じっくり考えたいと思います。


    JOIN TO JOY会員募集中!登録はこちらから!

    HOJも大助かり!お買い物は便利なアマゾンで!


    『歓びの家(House of Joy)を支える会』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~





    12
    24
    【台風被災地支援】カラガでアナリンとロロン神父に再会

    今日は台風被災地の一つ、「カラガ」という町に行ってきました。
    昔HOJのとなりの教会にいたロロン神父さんが働いている町です。

    車で行くこと2時間、太平洋側に出たとたんに、倒れたヤシの木や、
    屋根のない家が目につくようになりました。

    HOJの卒業生、アナリンはこの、ミンダナオ東岸の出身です。
    心配だったので様子を見に行くことにしたんですが
    引っ越していて正確な居場所が分かりません。

    近所の人たちに居場所を尋ねては、行った先でまた情報を集め、
    オリエンテーリングのようにして村をあちこち行き、ついにアナリンを発見!

    家や畑には被害があったそうですが、みんな無事でした!良かったです!
    今は親戚の家に住み、中学校にちゃんと通っているそうです。
    今後も応援していきたいと思います!

    それから、カラガの町に行きました。目的地の教会の目の前が大きな小学校なんですが、
    そこの建物が、台風で見るも無残に壊れていて、自然の恐ろしさを痛感しました。

    ロロン神父さんにも再会し、被害の大きかった地域を案内してもらいました。
    動画でアップしているのでぜひご覧ください。

    きのう袋詰めにした物資も、100人分を確かに届けてきました。
    さっそく今日から被害者家族に配ってくれるそうです。
    ロロン神父さん、よろしくお願いします!

    噂通り橋がなくなっていて、カラガよりも北の、さらに被害の大きな地域には行けません。

    今度は、北まわりの別ルートで、その地域を目指したいと思います。
    日程などは今、他の団体と調整中です。
    決定したらまたブログで報告しますので、今後の更新をお待ちください!

    今日私が強く感じたのは、被災地と呼ばれる場所で暮らしている人たちのたくましさです。
    とにかくみんな、明るいんです。

    まさか被災地でカメラを持って歩いていたら「おーい、俺たちのことも撮ってくれ!」と言って
    笑顔でポーズをとられるとは思っていませんでした。

    これは何かとても重要なことのような気がします。
    今度じっくり考えて、また文章化したいと思います。


    JOIN TO JOY会員募集中!登録はこちらから!

    HOJも大助かり!お買い物は便利なアマゾンで!


    『歓びの家(House of Joy)を支える会』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~





    12
    13
    ひろったお金のつかいみち

    感動的なことが起きて、私、涙ぐみながらこの記事を書いてます。ちょっと真剣に読んでください。

    クリスマスパーティーでのパフォーマンスのために、こどもたちと楽器の練習をしているところに、
    ドドンジルマーがやってきて、私の名を呼びました。

    今練習中だから後にしろ!って言おうと思ったら、なんと手に1万円札を持っています。
    「どうしたんだ?どこで見つけたんだ?」と聞いてみたら、
    図書室の本の間にはさまっていたとのこと。すごい!誰のヘソクリでしょうね?

    正直に届け出てきたことが私はうれしくて、そのことをたっぷり褒めちぎってから、
    「よし、じゃあそのお金はみんなで楽しいことに使おう。ごちそうとかお菓子とか買うか。」
    と提案したら、その場にいた子たちから歓声があがりました。

    でも、そのときに、横にいたジェプリルが、こういいました。
    「それで、台風で家がなくなっちゃった人たちに持っていこうよ

    絶句した私のそばで、こどもたちが、そうだそうだ、それがいい!と声をあげました。

    自分の財産なんて、100円も持っていないような子たちです。
    それが、ひょんなことから見つけた1万円を、被災地に寄付しようと言っているんです。

    これが、HOJのこどもたちなんです。

    いろいろ問題もあるHOJですが、私は、これまで烏山夫妻と私たちがやってきた
    このHOJという活動の中で、こんなこどもたちが育ったということを、誇りに思います。

    ちょうど、台風の被災地域への支援については、スタッフと案をつめていたところだったので、
    後ほどみなさんに寄付をお願いする記事も書こうと思います。ご協力いただけたら、幸いです。

    ちなみにこの後、図書室じゅうの本を男の子たちが片っ端から開いてみたのは
    言うまでもありません。(笑)これもまた、HOJのこどもたちなんです。


    JOIN TO JOY会員募集中!登録はこちらから!

    HOJも大助かり!お買い物は便利なアマゾンで!


    『歓びの家(House of Joy)を支える会』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~