今日は隣町まで、先週調査に行った村の6人兄弟を引きとりに行きました。
両親と一緒に住めなくなったこの子たちは、一番上のお姉さんの家に引き取られたんですが、
その家は、4m四方もないような小さな家で、お姉さんは2人のこどもがいる上に現在妊娠中。
とても6人の弟と妹を育てていくことはできません…。

ということで、まずは下の子5人がHOJに来ることになりました。
(二番目のお姉ちゃんは一番上のお姉さんの出産の手伝いをしてからHOJに来る予定です。)
HOJに到着して、不安そうな顔のこどもたち。そう、笑顔でHOJに来る子はいないんです。

オフィスに連れて行って簡単にインタビューと生活のルールを教えますが、
やはりこどもたちの表情は硬いままです。それはそうですよね…。
でも、インタビューをドアからのぞきこんで聞いていたレナンが部屋に飛び込んできて雰囲気が一転します。
「え?きみマンダヤ語話せるの!ボクもだよ!!」
こういうときに、変に遠慮したり空気を読んだりしないレナンは、ムードメーカーに最高ですね!

ロジャーとジョリーナも負けてはいません。
「え?お姉ちゃんの名前、ジョリーナって言うの?じゃあその子が入ってきたら私はジョリーナガマイになるの?」
「ははは、ピッタリじゃんよ、ジョリーナガマイ!」
「私は小さいんじゃないくて、『カワイイ』のよ。ジョリーナキュートって呼んでよね!」
こんなふうに周りの子たちがちょっと自分たちをネタにしながら、新入りの子たちの緊張をほぐしていきます。
晩御飯を食べる頃にはこどもたちもすっかりリラックスして、笑顔を見せてくれるようになりました。
大きい方から順番に、長男のロウィー、次男のアイアン、三女のシエラ、三男のアンジェロ、そして末っ子のアビゲル。
久々にちびっ子がHOJに入ってみんな大喜びです!

みんなで歓迎会で「Welcome to the Family」と歌を歌いました。
いつもビジターの歓迎会で歌っている歌ですが、今日はその響きが格別でした。「ようこそ、家族へ!」

今、こどもたちは一緒にジャッキー・チェンの古ーい映画を見て大爆笑しています。(「五福星」って知ってますか?)
先週見たばかりの映画なんですが、「これ面白いから一緒に見ようね!」と言って、満場一致でその映画を選びました。
いつもだと「その映画、前にも見たから別のがいい!」と不平を言う子がいて、なかなかまとまらないんですけどね。
私はHOJのこどもたちが、こんなふうに育っていることを誇りに思います。
新しく仲間になったこどもたちの成長も楽しみです。みなさんもぜひ一緒に見守ってくださいね。よろしくお願いします!
静かに過ごすのも約27時間、土曜の夕暮れから「復活祭」は始まります。
真っ暗な教会の中で、1000人以上の村人がロウソクに手を持ち、その「復活」の瞬間まで静かに祈ります。
聖書が読まれ、詩編が歌われ…というのを何度か繰り返し、レナンあたりが眠くなってきた頃…

鐘が鳴り響き、灯りが点され、歌が明るいものに変わります!
この瞬間の雰囲気は、なんともいえません。信仰とかと関係なく、何か復活したかも!って気分になります。
そこからは神父さんもノリノリで、長ーいお話が始まります。こどもたち、よく暴れずに座っていられるものです。
学校では座ってられない子も、教会では座ってられるんですよね。いったい何故なんでしょう…?
ミサが終わると、もう21:30くらいです。いつもならとっくに寝ている時間ですが、なにしろ「復活祭」ですからね!
こどもたちは次の日の朝の「卵探し」のために、卵に絵を描く作業に没頭です。
本当は早く寝た方がいいんですけどね…。

というのも、次の日は早朝4時から教会でまたミサなんです。
「イエスが復活したよ!」と民衆に告げる天使に扮したこどもたちが櫓の上で歌い、花びらをまきます。
この花びらをゲットすると、1年間家内安全のお守りになる、と信じられていて、
やぐらの下はバスケのゴール下さながらのポジショニングですごいことになっています。
今年はなんと、このために傘を持ちこんで、逆向きに持って花びらを手に入れる、という
「それはさすがに反則だろう!」という人もいました。幸せは分かち合いましょうっての。(笑)

そして朝のまた長ーいミサが終わると、いよいよこどもたちのお待ちかね、「卵さがし」です!
賞金つきの卵をさがして、こどもたちが敷地内を大はしゃぎで探しまわります。
一昨年の「100ペソ卵」が車に隠されていたという印象がとても強いようで、みんな車に執着してます。
ジョリーナは小さい体を生かして、下まで潜りこんで探してました。(笑)

結局100ペソ卵はリッキーが、50ペソ卵はロジャーがゲットしました!

夏休みのおこづかいとしてはかなりの額です。ふたりとも、計画的に使うんだよ、まだ夏休みは長いぞ!
フィリピンは昨日から「聖週間」です。すごくかいつまんで言うと、木曜が「最後の晩餐」の日、
金曜が「十字架刑」の日、そして土曜日の夜が「復活の夜」で日曜日は「復活パーティー!」です。
宗教的な祭日ですが、カトリック人口が8割を超えるといわれているフィリピンでは、国民の休日になっています。
今日はその「十字架刑」の日なので、普段は明るいフィリピンという国が、全体的に静かになります。
カラオケ屋や飲み屋などの騒々しいところはもちろん、市場や雑貨屋もほとんどが閉まります。
いわば「神様がいない日」なわけですから、遠い距離の移動などは縁起が悪いとされており、
バスや船、飛行機などの本数もものすごく減ります。

キリストの苦しみを少しでも共に味わおう、ということで、この日は「肉を食べない」とか「1食抜く」とか
「長距離を歩く」「山や丘に登る」といったことをする人たちがたくさんいます。
まあ、田舎の一般的な暮らしは、常にそんな感じなんですけどね。
この聖週間から、ジェイエム、ルベン、リッキーが「侍者(じしゃ)」デビューです。
神父さんのお手伝いをする係ですね。かわいい弟子たちが増えて神父さんも喜んでいます。

さて、今日は「喪に服す日」ということで、ちょっとおとなしい調子でブログを書いてみました。
今晩はちょっと真剣に、深刻なことを考えて過ごそうと思います。