さだまさしさんの「風に立つライオン基金」でいただいた資金を使って、
今週から本格的に男の子たちの居住棟の改築工事が始まりました。
1999年に建てたこの建物、風雨とシロアリにやられて、老朽化が進んでいたんです。
まずは壁を取り払い、傷んだ部分とまだ使える部分の選定です。
壁がなくなってまるで舞台のセットみたいになりました。
今回の改築工事の目玉は、柱の入れ替え。これまで木だった柱を、鉄筋コンクリートの柱に変えるんです。
地面に近い部分が木製だと、どうしてもシロアリにやられちゃうので、これなら安心です。
3年前にカティイルを襲ったような台風が、近い将来にこちらの地域に直撃しないとも限りませんしね。。
ここまで大きな工事となると、さすがにドドンさんとフィデルさんの手には負えません。
地元の大工さんを3人、そして作業員を2人雇って、プロの仕事をしてもらっています。
みなさんなんとなく、フィリピンのおじさんたちはあんまり働かないイメージを持っているんじゃないかと思いますが、
みんながそうなわけじゃありません!大工さんたちは超働き者です!
木を切るのも、釘を打つのも、鉄骨を曲げるのもすべて手作業。
日本の工事現場と違って、機械音ではなく、昔ながらの「大工作業」の音が響きます。
いやー、かっこいいですね。これこそが本物の「大工の音楽」です。
あ、ちなみにこっちが、私が作った、冗談の「大工の音楽」です。
大工音楽のさらなる昇華のためにも、プロの手作業からじっくり学びたいと思います!(笑)
せっかくジェリカたちが来てくれたので、みんなでどこかに遊びに行こう!ということになりました。
でも車は1台は修理中で、もう1台は塗装中…。みんなで乗れる車がありません。
ということで、現役を退いたハイエース、久々の出番です!
みんなで20mくらい押して助走をつけないとエンジンがかからない大変な車ですが、
逆に言えば、「押せばまだ乗れる」んです。(笑)
そんなわけで、途中、何度もエンストしながらも、山道を進み、みんなでダムまで行きました!
ダムに来るのは初めてのジェリカは大喜び!
雨が降らないせいでジェリカたちの住む町は水不足なので、川で泳ぐのは本当に嬉しかったようです。
そしてこのボートが予想通り、大活躍!海と違って波もないですから、6人乗っても余裕の安定感です。
みんなで突き落としあったり、助け合ったりしながら大笑いして楽しみました。
車を押してでも来た甲斐がありました。(笑)
さっそく動画にしたのでどうぞ!こどもたちももちろんですが、スタッフたちも大喜びで遊んでいます。
スタッフたちは、小さい子たちがいるとなかなかこうは遊べませんからね。
夏休みの間にあと何回か来たいと思います。もう車は押したくないので、早く塗装が終わりますように!(笑)
夏休みで、卒業生たちが続々とHOJに「里帰り」してきてくれいます。
今週末はジェリカとジョリーナとジュヴィーの3姉妹が来てくれました。
メイアンとアナマリスもちょうど手伝いに来ていて、再会に大喜びです!
ちょうどそのタイミングで栃木県の足利中央ライオンズクラブのみなさんが、HOJに寄付金を届けに来てくれました。
2011年にも来てくれたんですが、5年ぶりにまた来てくれたんです。ありがとうございます!
5年ぶりに来たんだけど覚えてる?との質問に、記憶を必死に検索するこどもたち。
前回も日帰りだったのでさすがに覚えていないかな…と思ったら
アーモンドチョコレートをお土産にもらった瞬間に「思い出した!」とジェリカとジョリーナが声をあげました。
そう、1人1箱ずつもらったチョコレートが嬉しくて、食べ終わった後1週間たってもずっと箱を持ち歩いて、
時折中身のにおいをかいでは「まだいい匂いがする」と喜んでいましたっけ。(写真は5年前)
5年前のことを覚えている子はほとんどHOJには残っていないので、
ちょうどこの子たちが来ているタイミングで良かったです。(笑)
チョコレートはもちろん、たくさんの寄付もいただきました。
足利中央ライオンズクラブのみなさん、本当にありがとうございます。大事に使わせていただきます!