施設の運営許可の更新のために、車椅子で出入りできるようにスロープをつけなきゃいけないことになりました。
烏山さんは「義足は足首が曲がらないから、スロープが一番歩きにくい。階段のほうがいい。」って言ってたんですが、
役所のほうは「とにかくスロープをつくれ」の一点ばり。うーん、誰のための制度なんでしょうね…。
まあ、争ってもしょうがないのでスロープ、作ることにしました。
幸い、ライオンハウス改築のときに買った砂利がまだたくさん余っているので、これを使うことにしました。
女の子たちもがんばって手伝っています。指導するジェイエムが男前ですね。
ちびっ子たちがみんな「ボクも手伝う!」と言い出したので、シスターハウスの周りを埋め立ててもらうことにしました。
前にも書いた通り、砂漠化してたところに大雨が降って地面が削れてしまい、水たまりができやすくなってたんです。
ものすごく大喜びでビニール袋に砂利をつめて運ぶアルジェ。「僕も役に立つ」ってことは本当に嬉しいことなんですね。
フィデルさんお手製のランマー(地面固め機)を、マイケルが一生懸命振り下ろしてました。がんばれ!
ちびっ子たちがその作業をしている間に、スロープの土台は完成。明日これをコンクリートで固めて完成です。
ジェイエムがBMXのジャンプ台にして叱られる姿が今から目に浮かびます。(笑)
お手伝いの後はみんなでスナックタイム。
「僕は一回でこんなにたくさん砂利を運んだよ」「ボクはもっと運んだよ!」「私なんてそれ以上に運んだよ!!」
と、話が見事にエスカレートしていて、とてもかわいかったです。
前にも書きましたが、こどもが「言わないと手伝わない」ようになってしまうのは、
手伝おうとしているのに「邪魔だから離れてなさい」って追い払い続けた結果です。
そのことを肝に銘じて、こどもの手伝いたいという気持ちを大事にしていきたいと思います。
夏休みに毎日学校で練習があるはずだったリッキーのトランペットですが、
担当者不在のため、延期、延期になっていましたが、6月に入ってようやく始まりました。
6月なかばには発表の場があるんですが…間に合うんでしょうか?
ボランティアスタッフのミサトさんが吹奏楽部出身で、
自前のミニトランペットも持ってきてくれているので、リッキーは個人教授を受けています。
周りの子たちも巻き込んで和気あいあいとやっています。これならすぐ上達しそうですね!
ジャンジャンは今日もレゴに夢中です。見ての通り、かなり複雑なのを作ってます。
真剣そのものな表情がいいですね。稼働部分も多くて相当ユニークです!
リセルが絵を描きたい!と言うので紙と色鉛筆を貸したら、とってもかわいい絵を描いてくれました。
アップにしたのがこちら!私と猫の再現度がやたら高いです。(笑)
それぞれの子に合った特技を伸ばして行けるような場にしていけたらと思います。
遊びの中でいろいろ学んでほしいですね。
マニラのほうに引っ越して行ったジュヴィーたちから写真が届きました。
3人とも元気そうです!
マニラ近辺には結構たくさんの親戚が住んでいるらしく、
ときどきみんな集まってはショッピングモールに行ったりしているみたいです。
経済的にはわりと余裕もありそうですね。
これはジェリカの誕生日。こうやって祝ってもらっていることが分かって本当にうれしいです。
こちらは中学校にあがるジョリーナのための「買い出し」だそうで。
ショッピングモールに服や靴、文房具を買いに行ったようです。
こちらが買ったものだそうで。うーん、中学生の就学準備に買ったものとは思えないのは私だけ?(笑)
最後に、ジョリーナが自分でフェイスブックに投稿していた写真をここに転載します。
さっそくマニラっ子になっていてタガログ語でコメントがついていたので、100%は理解できませんが、
「烏山さん、アイダさん、コヤシン、育ててくれてありがとう!おばさん、引き取ってくれてありがとう!
そして神様、私たちのためにいろいろありがとう!」
といったことが書いてあり、正直泣きそうになりました。
ぜひとも幸せになってほしいですね!