先日、友人の一家が遊びに来た時に、10歳と8歳と4歳のこどもたちを連れて来てくれたんですが、
その時のこどもたち同士の遊び方がとてもユニークだったので紹介します。
何をやっていたかというと、「ビデオ撮影」です。
友人の息子が、親のスマートフォンを勝手に使って動画を撮り始めたのがきっかけで、
なんと、今では10歳にして編集までして、ドラマを作ったりしてるそうなんですよ。

これは録画中に一定時間だけ一時停止ボタンを押すと、後で再生するとその部分だけ時間が飛ぶので、
画面上にいた子が突然消えたり、持っていたホウキがボールに変わったり、という「魔法」の動画を撮っているところ。
こんな遊び、やったことがないのでロスジェーンたちも興味津々です。
演技指導を受けたり、照明係がいたりと、結構本格的でした。
できた動画を見て「すごい!本当に消えた!」と大はしゃぎ。
いやあ、これがITネイティブ世代ってやつなんですかね?

と思ったら、翌日は紙に絵を描いて、「自作版ウォーリーを探せ!」みたいなことをやって遊んでいました。
ITとか関係なく、クリエイティブな子なんですね。

同い年の子が、普段の自分たちとは全然違う遊び方をしているのに出会う、というのはすごく刺激的な体験です。
完全に体育会系なジェイエムも、かなり影響を受けたようですよ。

逆に、ダバオから来た子たちのほうも、木に登ったり葉っぱで風車を作ったり、
泥だらけになって取っ組みあったりしているHOJの子たちから、大きな刺激を受けたようです。
こういう出会いと友情を大事にしていきたいですね!
病室のアルジェのおともは昨日の写真にうつっていたレゴと、
支援者のみなさんがHOJにプレゼントしてくれた、アルジェのお気に入りのぬいぐるみや絵本です。
絵本にはむかしの私の教え子がビサイヤ語の対訳をつけてくれているので、
付き添いのお姉さんが読んであげることもできます。
今後も飽きないように、お気に入りのおもちゃを届けてあげようと思います。

アルジェが入院中、エミリーは里帰り中、ジェイエムはダバオの烏山家にホームステイ中ということで、
HOJに残っているのはリッキー1人。でもジェプリルとカテリン、ローサもいるので結構にぎやかです。
小さい子がいない今だからできる大人な遊びでスタッフと一緒に楽しんでいます。
今日はシャロームハウスに泳ぎにも行きましたよ。

しかも午後からは山に竹を取りに行きました。海と山。充実の1日です。
今回の竹はスピーカー用の太い竹です。リッキーが頼もしく成長していて、嬉しい限りです。

うまく立ち枯れの竹をたくさん見つけることができました。これなら比較的すぐに作業に入れそうです。
ボランティアスタッフの2人もかなりたくましくなってきていますよ!

さて、私は明後日から1週間ほど、日本に行って講演をしてきます。

アルジェの手術のことは心配ですが、アイダさんがついていてくれますし、お医者さんもいい人なので、
信頼して任せて、私は私の務めをしっかり果たしたいと思います!
アルジェが検査のためにダバオの病院に入院しています。
全身麻酔の手術をするので、事前の検査がものすごく大事なんです。
結構大変だと思うんですが、アルジェは結構乗り気で、この非日常を楽しんでいます。

フィリピンの病院は病室が足りないので、廊下に簡易ベッドで寝かせられるようなことも珍しくないんですが、
アイダさんが病院中を駆け巡り、お医者さんや病院のソーシャルワーカーと話したおかげで、
30人の大部屋ですが、エアコンつきの病棟にベッドを確保できました。
ダバオに住んでいる14歳と15歳の2人の実のお姉さんが、交替でアルジェに付き添ってくれています。

アルジェの症状は「脳溜(Encephalocele)」という名前だそうで、
脳を覆っている硬膜の、写真のペンで指示した部分に、2センチくらいの穴が開いているんです。
ここから組織液が漏れだして鼻のところに溜まっているわけです。

悪性の腫瘍などではないので直ちに命の危険があるわけではないんですが、
放っておくとさらに大きく膨らんだり、顔の別の場所も膨れてきたりする可能性もあるそうです。
それを防ぐため、今回の手術を行うわけですが、昔は硬膜の穴を塞ぐには、
頭蓋骨を切り開けて、脳を器具で持ち上げて上から処置しなければならず、リスクもすごく高かったそうなんですが、
今は新技術が開発され、眉間のところに2センチくらいの穴をあけてそこから特殊な器具を差し込んで下から処置できるそうで、
脳に触れずに手術できるので、リスクが格段に下がったそうです。

手術してくれるのは、ダバオで一番という噂の脳神経外科医、Dr. デル・ロザリオ。
アメリカで脳神経外科の修行を積んだそうで、ダバオのどこの高い私立病院に入院したとしても、
脳神経外科手術なら彼が担当することになるそうです。
待合室で他の患者さんとも話しましたが、すごく評判がいいですし、会ってみたらやっぱりすごく誠実な感じでした。

まだいくつかの検査の結果が出ていないので確定ではありませんが、
おそらく来週くらいの手術になるとのことです。
2~4時間くらいかかる大きな手術になりますが、術後は3日~5日くらいで退院できるとの見込みです。

みなさん、アルジェの手術が上手くいくようにお祈りください!