今日はジェイエムの13歳の誕生日!
8年前にHOJに来た時には本名も、何歳なのかも不明だったジェイエムですが、
その後の調査でちゃんと誕生日が分かったんですよ。そういう意味でも、とっても重要な記念日です。
おめでとう、ジェイエム!
誕生日でケーキを準備したかったんですが、ケーキ用のクリームなどが手に入らないので、
代わりに敷地内のポメロをたっぷり食べよう!ということにしまして。ジャンジャンが嬉しそうに収穫してます。
とれたてのポメロの皮を剥く作業。アルジェがこんな大きな鉈を持ってる姿はヒヤヒヤしますが、
適度に切りやすい硬さのポメロを剥くのは、刃物の扱いの練習にはちょうどいいかもしれません。
敷地内で鶏を四羽ほど丸焼きにして、お昼ごはんはみんなで庭で!とっても美味しかったです。
ジェイエムが、ジェレミーと一緒に私のマリオネットで遊んでました。
ほぼ偶然ですが、ものすごくいい動きしてます。ぜひご覧ください!
ちゃんと練習して、いつでもこのくらいのダンスをできるようになれば、芸として通用する気がします。
みんなで練習できるように、いくつか竹で自作してみますかね?なにしろ時間はたーーーーーーっぷりありますから!(笑)
みなさん昨晩の満月は見ましたか?HOJの方は最近、ずっと晴れ続きなのでものすごくクッキリときれいな月が見れました。
三脚部分が壊れて不安定だった天体望遠鏡も、外に遊びに行けずに時間がたっぷりあるのでD.I.Yで修理しまして。
アルジェも月を間近に見れて大喜びです。
そして今日の朝。ジャンジャンとジャンデルがはさみ将棋的なゲーム「ダマ」をやってるんですが、
どうやってもジャンデルに勝てないジャンジャン、こんな時は逆転の発想だ!と、逆さになって勝負に臨んでます。
まあ、もちろん負けてましたけどね。(笑)
そんなHOJにはかわいいお客さんが最近来ています。3月から働いているスタッフが、自分の娘を職場に連れて来ているんですよ。
普段だと実家のおばあちゃんや近所の親戚が面倒を見てもらえますが、
今は外出制限中で、特に高齢者は家から出てはいけないことになっているので、
家に置いておくわけにもいかないから職場に連れてきちゃおう、ってわけです。
これが普通にOKなのがフィリピンのいいところだと私は思ってます。
こどもたちも小さな妹ができたようで大喜び。とっても可愛がってます。
日本からいただいた絵本はこんな時には本当に大活躍です。
寄付してくれたみなさん、ビサイヤ語に翻訳してくれた私の元教え子たち、そしてボランティアスタッフのサユキさんに感謝!
食料や生活用品の調達にはなんの不自由もないので今のところ特に困ってませんが、
このまま移動制限が続いて、車や電化製品が壊れたり、パソコンが壊れたりしたら厄介なことになりそうです。
あとは、ギターの弦とか、サックスのリードとか、筆ペンといった、ダバオや日本から調達していたものが
そろそろ手持ちが危うくなってきました。全部尽きる前に移動制限解除されますように!
今日からダバオオリエンタル州全域の警戒レベルが引き上げられ、
ダバオなどからの移動が「制限」ではなく「禁止」になりました。(物流関係や医療関係は除く)
そのことが数日前から通達されていたことと、復活祭が近いこともあって、ここ数日でダバオからの里帰りが殺到。
ダバオから来た人は全員「感染疑いのある人」とカウントされるため、数字が一気に跳ね上がってます。
どこの国、地域でも人間の行動はあまり変わりませんね…。
ただ、いいニュースもあって、ダバオオリエンタル州で感染が確定した人はこれまでに3人ほどいるんですが、
昨日を持って全員完治し、検査結果も陰性となり、晴れてダバオオリエンタルの感染者はゼロとなりました。
あとは新たなる感染者が現れないことを祈るのみです。
さて、HOJで作っているマスク、前回の漁村に引き続き、今日はさらに町のあちこちに届けに行きました。
まずはHOJともゆかりの深い、ウラワビーチの隣のモスレムの集落、カリガランです。
ここも漁村なんですが、前の漁村と違って、ちゃんとライセンスを持った漁師には漁が認められているそうです。
違法な漁(コンプレッサーを使った潜水漁、ダイナマイト漁、細かい網での漁)をせず、
まっとうな業者にだけ卸している正直な漁師が、結果として得をした形です。これを機に、みんな違法漁はやめてくれるといいですね。
マスクをもらいに集まる女性たち。
「ヒジャブつけたままマスクの付け外しするの難しいのよねー。耳出すかぶり方は慣れてないし…」と、
なるほど、そういう悩みもあるのかと気づかされました。
耳にかけるのではなく、頭の後ろで留めるようなマスクを作るのもいいかもしれませんね。
それから午後は一転して山の方の地域へ。道も舗装されておらず、比較的貧しい世帯が多いのが目に見えて分かります。
ただ、野菜や果物、鶏には事欠かないからか、それほどこの外出禁止令で困っている様子は感じませんでした。
それでもやっぱりマスクの需要は大きいです。「マスクがないと野菜や薪を売りに行けない」というのが一番の理由で、
他にも「息子がおなか痛いっていうから保健センターに連れて行こうと思ったんだけどマスクがなくて…」なんて話もありました。
需要のあるところに届けられてよかったです。
今日1日で200枚ほどを配ったので、マスク作りを始めてからのこの3週間で、約500枚のマスクを提供することができました。
毎日マスクを縫ってくれているHOJのスタッフと、女の子たちに感謝です。
まだまだマスクの需要は高そうなので、今後もこの活動は続けていきたいと思います。みなさん応援よろしくお願いしますね!