今しかできない遊びをしよう!ということで、
里帰りでもぬけの殻になっている女子棟で「肝試し」をすることにしました。
学校とかでみなさんも経験があるかと思いますが、
普段にぎやかな場所ほど、もぬけの殻になったときに不気味なんですよ。
懐中電灯、太鼓のバチ、オタマ、十字架を装備していざ、出陣!
途中までは余裕の表情でしたが、電灯の明かりが思いのほか届かないことで一気に緊張感が増します。
さらにはすべての扉が「キィイイイイッ」ときしむので、これまた恐怖を駆り立てます。
ジャンデルの真剣に怖がってるこの表情!想像力のある賢い子ほど、怖がりなんですよね。
今回は私と一緒に3人で、ただ暗闇の中を探検するだけでしたが、
「懐中電灯の代わりにロウソクを使う」「1人ずつ行く」「宝探しゲームにする」
みたいな工夫をすることで、もっともっと怖いイベントにできそうです。
まあ、「1人ずつ行く」は全力で却下されましたけどね。そんなに怖かったか。(笑)
2人が怖がりながらも、そのことを楽しんでいる様子をぜひ動画でもご覧ください!
特にHOJに来たことがあって、この建物の普段の様子を知っている方は必見です。
あまりの落差に「ホントに同じ建物?」って感じですよ!
余談ですが、私は「ひとり肝試し」という遊びが昔から大好きで、
墓や学校はもちろん、夜中のショッピングモール、真夜中のメリーゴーラウンド、真夜中の大聖堂、
誰もいないブルガリアの廃墟など、わりとシャレにならない怖さの場所を
ひとりでロウソク持って探索し、目を閉じて怖い想像を10分くらいしてから
目を開ける恐怖と戦う、という遊びを繰り返してました。
同好の士にはまだ1度も会ったことがないので、だれか「私も!」って人がいたらぜひ友達になりましょう!(笑)
里帰り先のおじさんたちの都合が悪くなり、今回は無理か…と思っていたジャンディーですが、
おじいちゃんのワクチン接種が終わっている、ということで、そちらで過ごさせてもらうことになりました。
とても明るくにこやかなおじいちゃんでしたが、写真の時だけ口を閉じるのは前歯がない人にあるあるのやつです。(笑)
ジャンディーの面白い言動で、さらに笑いの絶えない年末年始になることでしょう。
普段から教会で神父さんの手伝いをしているジェイエムは、教会で年末年始を過ごします。
このクリスマスから教会を手伝いに派遣されてきた神学生が児童養護施設出身だそうで、
「なんか神学校で普段、サッカーとかバスケとかしまくってるらしいんだ。俺も高校卒業したら神学校に行こうかな」
とか言い出すくらいに影響を受けています。いいロールモデルの兄貴分になってくれるといいですね。
イージェイは、アルチーの住んでるウラワビーチの家に行きます。
実はアルチーは卒業生のカテリンと去年のはじめあたりからいい仲でして、一緒に住んでるんですよ。
いずれはこどもが生まれてもおかしくない、ということで、予行演習を兼ねて、
イージェイの面倒をみながらの年越しとなりました。イージェイ、元気でねー!
そしてHOJにはジャンジャンとジャンデルが残りました。アイダさんと私と4人で年末年始を過ごします。
内心では里帰りできる他の子たちがうらやましくて、泣きたいような寂しさもあるのでしょうが、
それも吹き飛ばすくらいに、美味しいものを食べて、たくさん遊んで、楽しい日々にしたいと思います。
何か、今しかできない、こんな時にしかできない遊びを、どんどんやっていきたいです。
というわけで、ガランとなってしまったHOJですが、ジャンジャン、ジャンデルと一緒に
いつもと変わらないくらいにぎやかに過ごしたいと思います。よーし、今晩はさっそく「敷地内肝試し」だ!(笑)
HOJのクリスマスには4つの大きな喜びがあります。
1つ目が卒業生との再会。2つ目がキャロリング。3つ目がプレゼント。
そして4つ目、最後のひとつが、「里帰り」です!
去年は感染対策でできませんでしたが、今年はめでたくできることに。
みんな親族へのお土産を山のように準備して、いざ、出発です!
アルバートは山の上に住む姉夫婦の家へ。
昔、姉のクリスティンと初めてアルバートを迎えに行った時、
「あと5分」と10回くらい言われながら40分くらいかけて登った斜面を久々に上りました。
アルバート、電気なし生活だけどキャンプだと思って年末年始、楽しんで!
リッキー、ロスジェーン、リセルはお母さんが居候している親族の家へ。
米、缶詰、古着を大量に準備して戻ってきたこどもたちには叔母さんも大喜び!
甥っ子姪っ子もとっても嬉しそうで、見ていてこっちも嬉しくなりました。
ジェレミー、ジュリアンはヤシ農園の中にあるお母さんの家へ。
経済状況が思わしくないのか、家は以前よりボロボロになっており、
壁が壊れて布とシートが壁代わりになってる状態でした。
ジュリアンがお手伝いして貯めたお金で資材を買って直したい、と言ってます。
ジェレミー、釣りばっかしてないでちゃんと手伝えよー!
そしてクイニー、マイカ、ランランは昔住んでいた海辺の家へ。
おばあちゃんの手つだいのために実家暮らしをしているジンジンとも再会です。
海岸線から10mと離れていないこの家は、満潮時には軒下まで浸水します。
そのせいか、建物全体の劣化が激しく、家が目視で分かるくらいに傾いてました。
キャロリングの山分け金で木材を買って直したい、とランランが言ってます。
みんな、喜びすぎて家の中で飛び跳ねるなよ!
HOJにいたほうが、電気もあり、親族に気も遣う必要もなく、安心できる建物の中で
お腹いっぱい食べて暮らすことができるんですが、
それでもやっぱり、こどもたちはこうやって親族と過ごす時間を心の底から欲しています。
せめて1週間だけでも、そんなこどもたちの想いに、親族たちも応えて欲しいと思います。
みんな、1週間後に会おう!よいお年を!