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祭りの日
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
昨日はハウスオブジョイのある、サンイシドロの町のお祭り(フィエスタ)でした。
サンイシドロという地名は、農業の守護聖人、聖イシドロにあやかってつけられたものです。
そして、5月15日というのは、カトリックの暦のなかで、聖イシドロの祝日とされているので、
そのまま、町の祭りの日になっているわけです。もともとは収穫祭だったらしいですが。
カトリックという宗教が世界的に広まった背景には、このような、「もともと現地にあった祭を、
聖人の祝日に置換するかたちで懐柔する」というやりかたが効を奏したのだ、という説もあります。
なるほど、カトリックの国は祭り好きが多いですもんね。(イタリア、ブラジル、メキシコ、フィリピン…)
で、祭の日には何をするのかというと、まずは、ミサですね。教会に集まってお祈りをします。
でもそれだけなら毎週日曜日にやっていることとなんら変わりがありません。
メインイベントはその後です。
そう。祭の日は、その町の有力者、旧家、地主などが、近所の人に食事をふるまう日なのです。

町中の人が市長、県会議員、警察署長、校長などの家にやってきて、食事をいただくんです。
その数は100人や200人といった数ではありません。1000人くらいは余裕でいっているでしょう。
いったい振舞う側はいくらの出費になるんでしょうね?
まあ、この国の富の分配が普段、いかに偏っているかを考えれば、
こういう機会が、月に一度くらいの頻度であってもまだ足りないくらいなんですけどね。
ちなみに私はアイダさんのお姉さん(もと市長で現在は集会議員、ハウスオブジョイの理事でもある)
の家に呼ばれておいしい食事をいただきました。
ふとキッチンをのぞいてみたら、こんな3人組が台所仕事にかりだされていました。
誰だかわかる人はかなりのハウスオブジョイ通です!
3人とも、ハウスオブジョイ創設メンバーで、先日やってきたエレンジョイと同期にあたります。
左から順に、ユーイェン、インダイ、バリンです。3人とももう立派に「お母さん」なんですよ!
そう。祭りの日にみんなを集めて食事をすることには、「久しぶりの再会」を演出する効果があるんです。
この日だけで、かなり多くの「久しぶりの再会」をしました。祭りっていいものですね。
と、まるでこれで終わりのように書きましたが、実は祭りの話はこれだけではありません。
実はこの後こそが、祭りの中心部分なのです…(つづく)
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