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    環境人類学者の見たHOJ

    関西にある民俗学博物館で働いている人類学者、辻さんがHOJにやってきました。

    これまでフィリピンのさまざまな島や村をまわって、それぞれの環境の中で、
    人々がどんな暮らしをしているのかを研究してきたそうです。
    こういった学者さんの研究結果をもとに、伝統を大事にしつつ、もっと豊かな暮らしをするには
    どうしたらいいか、とJICAやNGOは開発プロジェクトをたてるわけです。

    その辻さんが、この村にやってきて、まず見たいといったのは漁村です。
    ちょうど獲ってきた魚を天日干しにしている若者がいたのでさっそくインタビューです。
    その後、役場の人とも会って、マングローブの植樹や、山の環境保護などについて
    真剣に語り合っていました。これをきっかけに大きなプロジェクトが始まる予感です。
    ボーイズタウンから移ってきたニコイはのびのびとHOJで暮らしています。
    同じくボーイズタウン出身のマルトンとは、兄弟のようにつるんでいます。
    今日は一緒に手作りの水中銃で魚を獲ることにしたようです。
    1時間くらい浅瀬でバシャバシャやった挙句、獲れた!と言って持ってきたのはこの子ガニ。
    漁師になるのはやめたほうがよさそうですね。(笑)

    里帰り中のジョアンが家出をしたという報告が入り、急いで見に行きました。
    幸いジョアンは近所をうろついており、すぐに見つかったんですが、どうしたのかと聞いてみたら、
    HOJに戻りたい、と泣きだしました。

    HOJのことが好きなんだ、と嬉しい気持ちと、
    やっぱり家族にはなじめないのだ、という切ない気持ちが入り混じります。
    家の人たちとも話をして、今回はHOJに連れて戻ることにしました。
    ゆっくり時間をかけて、親族との心の距離を埋めていけたらと思います。
    おかえり、ジョアン。今日はごちそうを食べようね。

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