感動的なことが起きて、私、涙ぐみながらこの記事を書いてます。ちょっと真剣に読んでください。
クリスマスパーティーでのパフォーマンスのために、こどもたちと楽器の練習をしているところに、
ドドンとジルマーがやってきて、私の名を呼びました。
今練習中だから後にしろ!って言おうと思ったら、なんと手に1万円札を持っています。
「どうしたんだ?どこで見つけたんだ?」と聞いてみたら、
図書室の本の間にはさまっていたとのこと。すごい!誰のヘソクリでしょうね?
正直に届け出てきたことが私はうれしくて、そのことをたっぷり褒めちぎってから、
「よし、じゃあそのお金はみんなで楽しいことに使おう。ごちそうとかお菓子とか買うか。」
と提案したら、その場にいた子たちから歓声があがりました。
でも、そのときに、横にいたジェプリルが、こういいました。
「それで、台風で家がなくなっちゃった人たちに持っていこうよ」
絶句した私のそばで、こどもたちが、そうだそうだ、それがいい!と声をあげました。
自分の財産なんて、100円も持っていないような子たちです。
それが、ひょんなことから見つけた1万円を、被災地に寄付しようと言っているんです。
これが、HOJのこどもたちなんです。
いろいろ問題もあるHOJですが、私は、これまで烏山夫妻と私たちがやってきた
このHOJという活動の中で、こんなこどもたちが育ったということを、誇りに思います。
ちょうど、台風の被災地域への支援については、スタッフと案をつめていたところだったので、
後ほどみなさんに寄付をお願いする記事も書こうと思います。ご協力いただけたら、幸いです。
ちなみにこの後、図書室じゅうの本を男の子たちが片っ端から開いてみたのは
言うまでもありません。(笑)これもまた、HOJのこどもたちなんです。