ウィリアムがHOJの庭の一角を菜園にしています。昔からこういうの好きなんですよね。
今植えているのは主にゴーヤ。常夏の国フィリピンでは、ポピュラーな食材です。
私の好物のモロヘイヤも植えるように頼んでおきました。
これで栄養バランスはバッチリですね!
今日は、金沢星稜大の学生たちを小学校に連れて行きました。
11人の学生全員が教育学部で、小学校教師志望ということなので、
単に授業を見学するだけでなく、授業補助をしたり、
ワークショップをしたりさせてもらえる学校を探したところ、
ウラワビーチのそばの全校生徒数150名足らずの
小さな小学校が受け入れてくれることになりました。
この小学校に通うこどものほとんどが、イスラム教の家庭のこどもです。
そして、ほとんど全員、親は漁師です。
日本にいるとイスラム教というものに関するニュースは「テロ」とか「過激派」なんていう
偏ったものばかりですが、実際にイスラム圏を旅行すると、
むしろ親切で、人懐っこく、家族仲がとてもいいことに気づかされます。
幼稚園の授業補助をしたり、先生が急用でいない間に代理授業をさせてもらったり、
授業内容を変更して、日本文化の紹介をさせてもらったりと、
本当にいい経験と交流ができました。
学生たちもこどもたちとの出会いで、「イスラム教」に対する偏見なんて
ふっ飛んだんじゃないでしょうか。
悲しいことに、偏見をあおることによって対立を際立たせ、
宗教を大義名分にして利権争いに勝とう、というのが、今起きている民族紛争の実情です。
みなさんもニュースで見たかもしれませんが、
今、ミンダナオ島西部は、かなり緊迫した状況なんです…。
偏見をあおるのではなく、出会い、交流することが、平和への唯一の道だと私は思います。
HOJに来るビジターたちが、滞在する中で、「偏見」から解き放たれていけるような
「出会い」を、これからもプロデュースしていきたいと思います!