みなさん、昨晩の七夕はいかがでしたか?
こちらは晴天かつほぼ新月ということで、すばらしい星空を見ることができました。
天の川もくっきり見えましたよ!
これならこどもたちの願いもきっと叶うことでしょう。
ということは…ジェリカは漁師になるってことですね。(笑)
よほど里帰りしていたときに毎日小魚を釣って遊んでいたのが楽しかったんでしょうね…。
6月から始まった新学期ですが、ハイスクール3年生ののミッチーは
学校で「古代文明」について勉強しています。
生徒が自分で調べてみんなの前で発表する形式の授業で、
エジプトの担当になったそうで、「エジプト文明について調べたい!」と言ってきました。
さっそく前にHOJに遊びに来てくれた環境人類学者の辻先生が寄付してくれた
雑誌「ナショナルジオグラフィック」を片っ端から調べるミッチー。
エジプト人の死生観、宗教観、象形文字などについて調べて、掲示物まで作って準備は万端!
おそーいインターネットでなんとか画像も検索して、
ツタンカーメン像や象形文字の画像も準備しました。
そして学校でみんなの前で発表です!
日本福祉大学の影戸先生が寄付してくれた、普段はオフィスで使っているノートパソコンと
ナショナルジオグラフィックで実際の写真を見せながらの発表は説得力満点!
しかも、発表につかったミイラの写真はネットからひろってきたものではなく、
ボランティアスタッフのユウさんがイギリスに語学留学していたときに
実際に大英博物館で撮った写真。臨場感が違います!
エジプト象形文字はすでに解読されているって知っていました?
「この文字はA、この文字はB」みたいなのが研究者たちによって解明されているんです。
そのチャートを使ってクラスメイトの名前を象形文字で書いて見せるパフォーマンスも大受け!
そりゃあ面白いに決まっていますよね!
先生の評価も95点という超高得点!「100点与えると生徒が調子に乗って勉強しなくなる」
という文化のあるフィリピンでは、95点というのは、実質的には満点です。
それでもミッチーはクラスメイトの質問すべてに答えられなかったことがくやしかったらしく、
さきほども「エジプトの科学技術についてもう一回調べさせて!」と言ってきました。
いやー、すばらしい好奇心と向上心です。
多くの方の協力のおかげで、HOJのこどもたちはフィリピンの田舎の子にしては
考えられないくらいの恵まれた環境で勉強することができています。
本当にありがとうございます。みなさんからいただいたものをフル活用して、
こどもたちが好奇心を存分に発揮して育っていけるように、支援していきたいと思います!