24日の夜は、みんなで教会に行って、22時からの深夜ミサにあずかりました。
クリスマスはやっぱり「神の子イエスの誕生を祝う祭り」ですからね。
ジョリーナとジェイエムが「天使役」に選ばれて登場しました。
いやー、色黒な天使ですが、かわいいですよね!
中東で生まれたイエスやそこに集まった羊飼いたちが金髪碧眼というのも変な話です。
きっと天使たちだってこんな感じだったに違いありません。
さて、ミサが終わってハウスオブジョイに戻ってくると、そこはプレゼントの山!
こどもたちは大興奮です!
こどもたちは何週間か前にサンタクロース宛に「欲しいもの」の手紙を書いているんですが、
おもちゃをもらっても結局すぐ壊したり、なくしたり、喧嘩の種になったりすることが
長年のハウスオブジョイ生活でようやく身にしみたのか、今年は「服」「靴」「カバン」などの
普段から使うもの、身につけるもののリクエストが目立ちました。
大人の事情で、5個くらい書いたリクエストのうち、3個くらいが叶えられるんですが、(笑)
ジョリーナは去年や一昨年に自分が書いたリクエストと、もらったものをしっかり覚えていて、
「3年連続でリクエストしてたらついにもらえた!」とか
「今年はリクエストしてないのに、去年リクエストしてたものがもらえた!」とか
他の子とは一味違った喜び方をしていました。
ジェレミーは今年も「携帯のおもちゃ」に大喜び!
今年の携帯のおもちゃは去年とは違って「スマートフォン」です。(笑)
なんと、音楽のボタンを押すと音楽が流れ、通話ボタンを押すと着信音が鳴ります。
しかも、このおもちゃ、ふたつセットで売られてまして、
開封した瞬間から、仲間と一緒に電話ごっこで遊べる仕様になっているんです。
こういう、「一緒に遊ぶことを想定したおもちゃ」っていいですね!
でもやっぱり、一番のプレゼントは、離れて暮らす家族が会いに来てくれることです。
ロジャーのお姉ちゃん、マリアフェが、小さな赤ん坊を連れて来てくれました。
ここ数年で急成長して「お兄さん」っぽくなってきたロジャーも、
実の姉、マリアフェにはまったく頭があがりません。(笑)
ここ最近のいたずらを他の子やスタッフたちから聞いたマリアフェに、
しっかりお説教を食らったようです。でもそれって実は、すごく幸せなことですよね。
多くのみなさんに支えられているおかげで、今年もこどもたちに、
喜びいっぱいのクリスマスを過ごさせてあげることができました。
フィリピン、ミンダナオ島の片隅に、こんなこどもたちが暮らしていることに、
世界中のほとんどの人は気づいていません。
でも、彼らは確かにここにいて、確かにここで笑っています。
みなさん、いつでも会いに来てください!きっと探しているものに出会えるはずです。
それでは最後になりましたが、メリークリスマス!!