最近ウラワビーチに行くときには必携のアイテム、スラックライン。
せっかくの夏休みなので、これをどうにかHOJの敷地内で練習できないかと場所を探した結果、
私の部屋とマンゴーの木の間に張れば練習できそうだということが分かりました。
こどもたちが昼寝している間にこっそり練習して差をつけてやれ!と思っていたら、
あっさりロジャーとルベンに見つかって、一緒に練習することに。
私もロジャーもルベンも、もう普通に歩くのはマスターしたので、ちょっと変わった技に挑戦です。
「座ってからもう一度立つ」「わざとバランスの崩れるようなポーズをとる」「振り返る」「カメラ目線」などなど。
私の「カメラ目線」の技をそばにいたレナンに写真に撮ってもらったら、
ラインが写っていないので、ただの上機嫌なオッサンになってます。うーむ、残念!(笑)
難しいことに挑戦したがるロジャーはさっそく「ジャンプ」に挑戦です。
先日のバレエのときにもそうでしたが、体幹というか、軸というか、重心というか、
とにかくそういうのの安定っぷりがハンパじゃありません。
さすがに今日はまだできませんでしたが、近いうちにすぐできるようになりそうです。
世界大会とかもあるらしいですからね。
こういうマイナースポーツなら、本気でフィリピン代表くらいなれるかもしれませんね!
さて、今日からまた新しいビジターがやってきました。
ミンダナオに来るのはなんと43年ぶり!という、元協力隊の安本さんです。
青年海外協力隊という制度ができて、3期目の隊員だそうです。烏山さんの大先輩にあたるわけですね。
8年ほど前に早期退職して、その後はJICAのシニアボランティアとして、シリア、フィジー、
ソロモン諸島などを回っていたそうで、口を開くたびに興味深い話ばかりです!
専門は「水道管の修理」とのことで、滞在中にHOJの水漏れ個所を全部見つけ出して、
修理法をスタッフたちに伝授してくれるそうです。いやー、ありがたいですね!
まだ太平洋戦争の記憶が生々しくて、日本人を見ると石を投げつける人もいた、という40年前。
こういう大先輩がそれでもめげずに、現地の人たちと仲良くする努力を続けてくれたおかげで、
今、私たちはフィリピンの人たちに笑顔で歓迎されながら活動をすることができています。
後世に何かを残す、というのは、こういうことなのかもしれませんね。私もがんばります!