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    09
    ノエルの旅立ち

    2005年、8歳のときにHOJにやってきたノエルが、
    16歳になったのを機に、HOJを巣立って働くことになりました!

    はじめは弱虫で泣き虫だったノエルですが、
    成長するにつれて手先の器用さと、やりたいと思ったことを必死で練習する執念を身につけ、
    ジャグリング、一輪車、逆立ち歩き、どれも他の子の何倍も練習して、本当に上手になりました。

    みんなで遊ぶよりは一人でいることを好む「クールな一匹狼」なキャラだった時期もありますが、
    ここ1~2年は急成長して、小さい子の面倒を見たり、
    ビジターと積極的に関わる姿を見せてくれていました。

    もう少し成長を見ていたい、と思っていましたが、やはり彼も男です。
    16歳になったら働く」というのは、フィリピンの田舎では、決して珍しいことではないんです。

    高校が4年制から6年制に変わり、あと6年勉強しないと高校を卒業できないことになったのも
    彼が働くことを選んだ理由の一つです。

    HOJはあくまでも「私立」の孤児院で、「こどもたちを学校に行かせる施設」として
    認可を受けているので、学校に通わない18歳以下の子を住まわせるわけにはいきません。

    マティにある市の福祉局が運営している施設に、孤児の自立支援プログラムがあったので、
    そこで、住み込みで働かせてくれる洗車場を紹介してもらいました。
    施設のすぐそばの洗車場なので、ちょくちょく職員さんが様子を見てくれるそうです。

    「そこで一生懸命働いて、18歳になるまでがんばりな。運転免許証を取らせてあげるよ。」
    と約束すると、彼は嬉しそうにうなずきました。

    マティにはしょっちゅう行く用事があるので、これからは行くたびに、
    ノエルに車を洗ってもらおうかと思います。

    みなさん、ノエルの門出を祝福し、前途の幸せをお祈りください!


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