さて、今日は予定通り、ルポンにまたレオの親戚を探しに行きました。
水曜に会った地区代表さんが朝の9時に、おばあさんを役場まで連れてきてくれることになっていたんですが、
時間通りに行っても地区代表さんもおばあさんも来ていません。
まあ、急いでいるわけでもないので、役場でそのまま待たせてもらいました。
そして待つこと約1時間、地区代表さんに連れられて男性と女性がやってきました。
この二人がレオの親戚なんでしょうか?男性の顔は明らかにレオに似ていますが…?

はじめは緊張していた二人でしたが、写真を見せ、事情を説明すると、
急にホッとしたようにいろいろ話してくれました。
どうやら、急に役場に呼び出されて、何か逮捕でもされるのかと怯えてたそうです。
なんだかこどもの頃に職員室に呼び出されたときの感覚を思い出しましたよ。(笑)
詳しく話をしていくと、この男性が、レオのおばあさんの兄弟だということが分かりました。
そして、一時期はレオと一緒に住んでいたこともあるそうです。ようやく有力な手がかりがつかめました!

家族関係、どういう経緯でレオが彼と一緒に住んでいたのかなどを聞き出すうちに、
レオのおばあさんも近くに住んでいることが判明。
マカガオという地域で、なんと、ジェレミーたちの実家の近くです。
どんどん場所が近くなっていきます。ブキッドノンまで行ったのはなんだったんでしょう?(笑)
有力な情報を得たので、そのままマカガオのおばあさんの家を訪問。
ここでついにおばあさんを発見です!
おばあさんの結婚相手の一族が結構な家柄だそうで、わりと立派な家に住んでいます。
これは期待が持てますね!

写真を見せると、おばあさんが涙を流しはじめました。
自分の孫がまさかそんなことになっているとは思わなかったそうで、
「娘がこどもを育てきれないと言ったとき、無理にでも私が引き取っておけばよかった」と嘆いていました。
ちゃんとレオのことを気にかけてくれている親類を発見…このミッションもこれでひとまず完了です!

レオに「これが君のおばあちゃんだよ」と写真を見せると、複雑な表情をしていました。
もっと喜ぶかと思っていたんですが、これまでさんざん会ったこともない親戚の家を
たらいまわしにされてきたので、また同じことになるんじゃないかと不安なんです。

「大丈夫、どこに住むか決めるのはレオ自身だよ、HOJにいたければいてもいいんだよ。
でも、おばあちゃんはレオに会いたがってるから、まずは一回会ってあげようね」
と説明すると、やっと笑顔でうなずきました。
ちなみにおばあさんから、遠くブトアンという地域に今は住んでいるお母さんの情報も聞き出せました。
しかも、3月にはお母さんがおばあさんに会いに来る予定があるとか!これは再会のチャンスです!
お母さん、おばあさん、そしてレオにとって、一番いい結果になることをみなさんお祈りくださいね!