昨晩はこどもたちの「卒業式」をしました。
ミッチー、インダイ、ロジャー、アナマリス、ジョイジョイ、ジョアン、ジュヴィー、ジョリーナ、ジェリカ、
アビゲル、アンジェロ、シエラ、アイアン、レナンの14人が、一挙にHOJを巣立っていくことになったからです。
こんなに大勢がいっぺんに卒業していくのは、HOJの歴史の中でも初めてのことです。
フィリピンの経済が上向いていること、新しいソーシャルワーカーの有能さ、
そして長年積み上げてきたHOJの人脈がちょうどいいタイミングで一致したことで、
この喜びの日を迎えることができました。
喜びの席にはもちろん豚の丸焼き!この半月で3回も食べていますが、
こどもたちを送り出すこの場に、これ以上にふさわしい「ごちそう」はありません。
みんなで食事をした後はちょっと真面目に「卒業式」をやりました。
1人1人の名前が呼ばれて、卒業証書が渡されます。
1年、4年、7年、10年、17年…
HOJにいた期間はそれぞれ違いますが、押し寄せる気持ちに違いはありません。
もちろんHOJのパーティーですから、ダンスもたくさんありました!
中でも印象的だったのはロジャーたちのダンスです。
いつもの通り、ロジャーが中心になって前半は踊っていたんですが、
曲の途中でロジャーが後ろに下がり、代わりにジェイエムが中心に出てきました。
まるで、ダンスの中で「世代交代」をあらわしているようで、心にせまるものがありました。
ロジャーが後継者に選んだのはジェイエムだったんですね。
確かにバトンが伝わったことを実感した瞬間でした。
そして、こどもたちからスタッフへのメッセージ。
涙で言葉につまる子が続出し、もらい泣きでHOJ中があふれました。
ミッチーの「烏山さんとアイダさんが家に来た2004年8月13日を、私は一生忘れません。
あの日、私は神様から新しいお父さんとお母さんをもらいました。」というメッセージには、
その場にいた全員が涙しました。
こどもたち同志の兄弟同然の絆も、今後も大切にしていってほしいと思います。
また再会できる場を作ってあげたいですね。
少し長いですが(8分)、動画にしましたのでぜひご覧ください!
涙もろい方はハンカチを準備してから再生することをおすすめします。
ちなみに私は編集しながら涙腺が崩壊しっぱなしでした。
これから、何日かに分けて、こどもたちをそれぞれの「家」に連れていきます。
その様子もきちんとブログで紹介していきますので、こどもたちの行く末が気になる方は、
ぜひチェックしてくださいね!
最後になりましたが、この子たちがこの日を迎えられたのは、
日本から支え続けてくれたみなさんのおかげです。本当にありがとうございました!