2008年5月に3姉妹で入ってきたジュヴィー、ジョリーナ、ジェリカの3人が、
7年のHOJ生活から、ついに旅立ちの日を迎えることになりました。
こんな表情で入ってきたころが信じられないくらい、明るく、にぎやかで、かわいい3人でした。
ジョリーナはHOJから車で約30分ほどダバオ方面に行ったところにある
米どころの町、バナイバナイに住んでいる叔母さんの家に引き取られることになりました。
目の前が見渡す限りの田んぼで、平和そのものの場所です!
HOJ滞在中に描いた絵や、ダバオに行ったときに自分で選んで買ったDVD、
そしてビジターにもらったおもちゃやアクセサリーなどを、本当に大事そうに持ってきていました。
ジョリーナにとっては、いつまでも大事な宝物なんですね。
親戚のおばさんやいとこのお姉さんも、ジョリーナを大歓迎してくれました。
明るい雰囲気の家で、これならきっとうまくやっていけると確信が持てました。ジョリーナ、幸せにね!
さすがに別れの瞬間には思い出がこみ上げて泣き出したジョリーナですが、
夜には「そっちはみんな元気?私は新しい家で元気にしてるよ!」と、叔母さんの携帯電話から
HOJのスタッフ宛にメッセージが届きました。返事を送ったら立て続けにメッセージが戻ってきて、
ジョリーナはいなくなってもおしゃべりなのね、とスタッフと大笑いしました。
ジェリカは同じくバナイバナイの、ちょっとはずれの海のそばで
小さなお店をやっている親戚の家で暮らすことになりました。
引き取ってくれたのは、ジェリカのお婆さんの弟にあたるおじさん夫婦です。
以前から夏休みはこの家で過ごすことが多かったので、ジェリカとおじさんは大の仲良しです。
というか、このおじさんとジェリカ、立ち姿や歩き方やリアクションが、なんだか妙に似ているんですよ。
超かわいいジェリカと、このオッサンのどこが?と思うかもしれませんが、分かる人には分かるはず。(笑)
長年HOJで末っ子のポジションで可愛がられて育ったジェリカも、気づいてみればもう10歳。
6月からはなんと、5年生です。今後もときどき様子を見に行って、成長を見守りたいと思います!
そしてジュヴィーですが、なんとHOJから歩いて5分ほどのところに住んでいる叔母さんの家に行くことになりました!
近すぎてHOJを卒業する実感がわかないレベルです。(笑)
そんなにすぐ近くなら、引っ越しは歩きでいいよね、と思ったら、「荷物が多いから車で行きたい」とのこと。
なーにを大げさな、と思ったら、本当にものすごい量でした。(笑)
ジュヴィーはものすごく物持ちがいい上に、人気者で他の子たちから餞別に大量の服や靴をもらったものだから、
こんな量の荷物になったんですね。
ビジターにもらったアクセサリーやぬいぐるみ、一緒に作った折り紙、自分で描いた絵に加え、
ずっと使っていたゴザなんかも持っていこうとして、スタッフから「それは置いていきなさい」と笑われてました。
前に会ったときはあまりいい表情を見せてくれなかったので、この親戚のおばさん夫婦の家に
この子を預けることに、私は少し不安があったんですが、そこはさすが、ジュヴィーです!
引き取られることが決まってから、何度もこの家との行き来を繰り返し、すっかりいい関係を築き上げていました。
おばさん夫婦も笑顔で大歓迎してくれました!
本当に近所なので、いつでも会えます。土曜に海に行くときなんかは一緒に行く気満々です。
一番面白かったのが「豚の叫び声が聞こえたら、丸焼きを食べに来るね!」との一言。
ジュヴィー、最後まで笑わせてくれてありがとう!ってか、最後じゃないんだけどね。(笑)
笑顔をなくしたこどもたちがHOJで笑顔を取り戻し、そして涙のお別れをして、笑顔で親戚の元に帰っていく…。
これこそが、HOJのあるべき姿です。大成功といっていいでしょう。
正直、この3人がHOJからいなくなることは、私には耐えがたいほど寂しいことですが、
こうやって一緒に育った仲間たちが巣立っていくのをHOJに残って送り出している子たちの寂しさは、
私なんかの比じゃないはずです。
そんな子たちに寄り添って、お互いに一緒にいる時間を大事にしたいと思います。