卒業生…と言うには卒業したのが最近すぎて、しっくりきませんが、
ミッチー、ロジャーに続いて、アナマリスも夏休みの職業体験を始めました!
6月からはホテルやレストランで働くための資格を取る専門学校への進学を予定しているので、
できればホテルやレストランで働けたらよかったんですが、残念なことに
サンイシドロはホテルもレストランもないド田舎です。
安食堂はありますけど、客そっちのけで店員がカラオケしてたりするユルさなので、
あまりこれが「仕事」だと思ってほしくもありません。(笑)
というわけで、ダバオのミッチーと同じく、地元の福祉事務所で働かせてもらうことにしました。
想えばアナマリスはこの福祉事務所の紹介でHOJに来たわけですから、
母校に教育実習に行くようなものですね。
パソコンが扱える、というのは田舎の事務所ではいまだに特別な技能として重宝されます。
行政がやっている福祉事業の文書をエクセルにデータとして打ち込む作業などを手伝わせてもらっています。
「給料」は奨学金として集まったお金から出すことにしています。
「奨学金」としてタダであげるよりも、こうやって仕事の対価として渡したほうが絶対いいですからね。
HOJインターンシップ・プログラムです。
「夏休みの間、アルバイトをしたいけどロクな仕事がない」というこどもの悩みと、
「HOJを出た卒業生たちの自立を促すためにきちんとした職業体験をさせたい」という私たちの思いと、
「忙しいから人を雇いたいけどその予算はない」という福祉局の思い、
その3つをすべて満たすのが、このプログラムなのではないかと思って、実験的に始めてみました。
こういうプログラムは対話の中から生まれます。
今後もこどもたちや地域の人との対話を大事にして、そこからアイディアを見出したいと思います!