メイアンは2007年から2013年までをHOJで過ごしました。
上の兄弟2人(アルソンとアルセル)が、先天性の白内障で強度の弱視で、
山奥の実家からは学校に通えないということで、先にHOJに入っていました。
その後の検査で、妹のメイアンも放っておくと同じ症状になるかもしれない、ということで、
HOJに入ってきたわけです。(写真は2007年)

みなさんのおかげで無事に手術も成功し、メイアンは視力を保ったまま高校を卒業することができました。

現在はNOIZ奨学生の1人として、ダバオオリエンタル州立大学サンイシドロ分校で農業の勉強をしています。

夏休みはバイトするの?と聞いたら、「農学部には夏休みなんてないの!」との返事。
そう、実践的な学習を行っているこの学校では、学生たちが実際に1年生から実験農場をやっているんです。
畑の作物には「夏休み」なんてないんです。
ということで、町はずれの大学まで行ってきました。
夏期講習に来ている学生たちに聞いて、「実験農場」とやらの場所を探します。
みんな「近い」「すぐそこ」って言うんですが、なかなか着きません。しかも急斜面。
なんか昔もこんなことがあったような…。(笑)
そして丘の上のものすごく見晴らしのいい場所でメイアンを発見!
どれだけ歩いたかは、風景からご想像ください。(笑)

実験農場ではキュウリを栽培中。普通の平地と、水はけのいい斜面では、
同じ作物を植えても、どのくらい差があるのか?の実験だそうです。
ってか、メイアンたちは毎日ここまで水を運んでいるのか…。本当に頭が下がります。

帰りに大学のオフィスに寄って、来期のぶんの学費も一括納入してきました。

宇宙戦隊NOIZ奨学金のおかげで、10人の大学生が、こんなふうに夢に向かってがんばっています。
この田舎の村の若者の、「成功例」を増やしていくことこそが、
いかんともしがたいフィリピンの貧富の差と、それを助長しようとしているとしか思えないシステムに対する、
私たちにできるせめてもの抵抗だと思います。
その「成功例」のひとつになるように、これからもメイアンの成長を見守りたいと思います!