あい変わらず雨がふらないミンダナオですが、おかげで改築作業はものすごくはかどっています。
鉄筋が組み終わったので、早くもコンクリートを流し込む作業に入りました。
セメントと砂と砂利を1:2:3の割合で混ぜ合わせて水でこねると「コンクリート」になります。
砂とか砂利を混ぜるの?ケチケチしないでセメントで作ればいいのに、と思うかもしれませんが、
砂とか砂利を混ぜることで、断然強度が増すんですよ。
ただし砂や砂利は海から取って来たものだと、塩分を含んでいるので、鉄筋を錆びさせてしまいます。
なので、鉄筋コンクリート用の砂や砂利は、海ではなく、川から取って来たものを使うのが鉄則です。
こら、子犬たち!そこの山崩すと大工さんに怒られるぞ!
混ぜる作業ももちろん手作業。
セメントと砂と砂利を混ぜてクレーターみたいなかたちを作り、そこに水を流し込んで池を作り、
その池に少しずつ外側の砂を、水がこぼれないように入れていきながら混ぜ合わせます。
ちなみに彼はウラワに住んでいる、マリアフェの旦那、カカイのお父さんです。
最近赤ちゃんも生まれたので、ミルク代を稼ぐために、この改築作業に参加してくれているんです。
私は学生の頃「ボランティア」としてフィリピンに来て、この作業を延々としていたことがありますが、
それは、彼のような若者の仕事を奪う行為だったんだなあ、と今になって痛感します。
まあ、その下地があるからこそ、今の私があるともいえるんですけどね。
余ったセメントを分けてもらって、小さなジャンプ台を作ったジェイエム。(笑)
前輪は余裕で浮くようになってきましたが、後輪を浮かせるのがまだ難しいようです。
今度は角材を貸してもらってその上を走る練習をしてみる予定だそうです。
なんだかこの調子で行くと白バイ隊員にでもなれそうですね!