今日は今年度から新しくNOIZ奨学生になった中高生を集めてミーティングを行いました。
1999年に「カシンカシン奨学金」として始めた近隣の学校に行けない子たちの就学支援プログラムが、
2012年から、日本のロックバンド宇宙戦隊NOIZのみなさんの支援によって大幅に拡充され、
それ以来「NOIZ奨学金」と呼ぶようになりました。
今年度からフィリピンの中等教育は正式に6年制になったので、
言ってみれば中高生の数が急に1.5倍に増えたようなものです。
そのぶん、「学校に通いたくても通えない」というこどもの数が増えているので、
小学生が20名、中高生が50名、そして大学生が10名と、NOIZ奨学生の数も増えました。
町の統計を参考に、就学率を図にしてみたのがこれです。
100人中90人が小学校に入り、60人が卒業し、40人が中学校に入り、20人が卒業し、
10人が大学や専門学校に入り、卒業できるのは4人だけ…。これがこの町の現状です。
就学を断念する理由のほとんどは経済的な理由なので、
このサバイバル率をなんとか増やすためにも、奨学金プロジェクトは本当に重要です。
宇宙戦隊NOIZのみなさん、本当にありがとうございます。
教育こそが、若い世代が貧富の差を乗り越えていくための、特効薬です。
この子たちの未来のために、これからもよろしくお願いします!