アルジェが検査のためにダバオの病院に入院しています。
全身麻酔の手術をするので、事前の検査がものすごく大事なんです。
結構大変だと思うんですが、アルジェは結構乗り気で、この非日常を楽しんでいます。

フィリピンの病院は病室が足りないので、廊下に簡易ベッドで寝かせられるようなことも珍しくないんですが、
アイダさんが病院中を駆け巡り、お医者さんや病院のソーシャルワーカーと話したおかげで、
30人の大部屋ですが、エアコンつきの病棟にベッドを確保できました。
ダバオに住んでいる14歳と15歳の2人の実のお姉さんが、交替でアルジェに付き添ってくれています。

アルジェの症状は「脳溜(Encephalocele)」という名前だそうで、
脳を覆っている硬膜の、写真のペンで指示した部分に、2センチくらいの穴が開いているんです。
ここから組織液が漏れだして鼻のところに溜まっているわけです。

悪性の腫瘍などではないので直ちに命の危険があるわけではないんですが、
放っておくとさらに大きく膨らんだり、顔の別の場所も膨れてきたりする可能性もあるそうです。
それを防ぐため、今回の手術を行うわけですが、昔は硬膜の穴を塞ぐには、
頭蓋骨を切り開けて、脳を器具で持ち上げて上から処置しなければならず、リスクもすごく高かったそうなんですが、
今は新技術が開発され、眉間のところに2センチくらいの穴をあけてそこから特殊な器具を差し込んで下から処置できるそうで、
脳に触れずに手術できるので、リスクが格段に下がったそうです。

手術してくれるのは、ダバオで一番という噂の脳神経外科医、Dr. デル・ロザリオ。
アメリカで脳神経外科の修行を積んだそうで、ダバオのどこの高い私立病院に入院したとしても、
脳神経外科手術なら彼が担当することになるそうです。
待合室で他の患者さんとも話しましたが、すごく評判がいいですし、会ってみたらやっぱりすごく誠実な感じでした。

まだいくつかの検査の結果が出ていないので確定ではありませんが、
おそらく来週くらいの手術になるとのことです。
2~4時間くらいかかる大きな手術になりますが、術後は3日~5日くらいで退院できるとの見込みです。

みなさん、アルジェの手術が上手くいくようにお祈りください!