HOJに戻ってきてさっそくですが、サンロケの小学校に給食プロジェクトの様子を見に行きました。
学校に着いたらびっくり!学校の裏の畑が、ものすごく立派になってるじゃないですか!
無農薬なので虫や雑草が多いんですが、こうやってビニールをかけることで、雑草を防げるんだそうです。
土の乾燥も防げて一石二鳥、見栄えもかわいいので一石三鳥ですね!
直射日光に弱い苗は、ネットを張ったハウスの中で育成しています。
種は学校見学に来た人の募金で買っています。
漁師の家庭からは小魚、家畜を飼っている家庭からはフン、バナナを育てている家庭から木の皮、
山に住んでいる家庭からはミミズを集めて、オーガニックな堆肥も作っています。本格的ですね。
もちろん作業するのはこどもたちと、先生と保護者達です。
イスラムの子もキリスト教の子も、一緒になって作物を育てています。
大変なのは水やりです。水道管が細くて供給量が少ないため、午前中しか水が出ないんです。
ですからホースで水を撒くわけにもいかず、こどもたちがこうやってボトルで撒いて回ります。
炎天下のフィリピンでこれはさすがに厳しいですね…。
この取り組みは行政でも高く評価され、去年は17人分しか出なかった食材費が、今年は32人分出ることになりました!
学校としては、人数を58人まで増やしたい、とのことなので、残りの26人分をなんとかHOJで負担したいと思っています。
今現在のこのプロジェクトへの支援者数では、26人ぶんをカバーするのは難しいので、
この場で、このプロジェクトを支援してくださる方を追加募集したいと思っています。
参加していただける方はsawamura@hoj.jpまでご連絡ください。
一口一万円で、10人集まれば、今年度の26人分の食費はまかなえます。
さらに5人集まれば、灌漑設備を整え、24時間水が出るようにできます。
宗教を理由に不安定な状態が続いているミンダナオ島において、
こうやって異なる宗教の子が一緒に作物を育てて、一緒にその野菜を並んで食べて育つことは、
とてもとても大事なことだと思います。ご協力、よろしくお願いします!