左手を固定されてしまっているジャンレですが、右手だけでもできる遊びは結構あるものでして。
ジェンガはまさにこのときのためにあるようなオモチャです!
遊び方を覚えたアルジェと毎日のように勝負を繰り広げています。
私の部屋は土台がもうシロアリに食われていて建物自体がグラグラなので、ジェンガの難易度がすごいんですよ!(笑)
もうひとつ、右手だけでできる遊びが「絵を描くこと」です。
私が描いてやった映画のキャラクターを真似て描くのにはまっています。
おお、この赤いスーパーマンは、「もしスーパーマンがアメリカじゃなくて、冷戦時代のソ連で育っていたら…」というやつでは!?
(そういう本があるらしいのです。読みたい…)
ちなみに影響を受けて他の子の間でも絵を描くのがブームです。アルバートがとっても上手ですよ!
さて、そんなふうに遊んでいたら、HOJ卒業生、ノエルがひょっこり遊びに来ました!
15歳くらいで「もう働く!」と言ってHOJを出て、ストリートチルドレン就業支援施設に移り、働き始めたノエル。
洗車場やガソリンスタンドで働いていましたが、その後は町から町を渡り歩く「移動遊園地」の一員となり、
絶対に当たらない射的屋とか、絶対に入らない輪投げ屋とかをやって暮らしています。
あんまりカタギとも言えない業界ですが、自由な気風と人情に厚い仲間たちとの暮らしが合っているらしく、
本人は相変わらず飄々とした感じで楽しんでいるようです。
「あの一輪車、まだある?何?壊れてんの?貸してみちょっと直してみるよ」と言って、
すぐに直してくれました。こういう作業はお手の物です。久々に乗ってすごく楽しそうにしてました。
「これいいな。移動遊園地で10分5ペソとかで貸し出せないかな。これどこに売ってんの?」とか、
なかなか商魂たくましくもなっています。ある意味頼もしいですね。
「久々に逆立ち歩きの勝負をしようぜ!」と持ち掛けてきたので、受けて立ちました。
そう、ノエルといえば逆立ち歩きの達人なのですが、何を隠そう、私が師匠だったんですよ。
…ということで、5年ぶりくらいの逆立ち歩き勝負!ショートムービーでご覧ください!
スターウォーズのヨーダやルークの気持ちが分かった気がします。(笑)
大いなるフォースを持った弟子よ、ダークサイドに落ちぬように見守り続けているぞ!