さあ、今日はいよいよミュージカル本番です!
招待状はあちこちに渡しましたが、果たしてお客さんは来てくれるんでしょうか…と思ったら!
予想以上にたくさんの人が、時間通りに来てくれました。しかも本当に市長さん来てくれてます。(笑)
一番来てほしかった、主役の1人をやるリセルのお母さんも来てくれました。
これは何よりうれしいですね。
こどもたちの前座は、そろいもそろったエンターテイナー日本人たちです。
HOJ滞在で「ダンサー」から「エンターテイナー」へと大きく成長したコウスケ、
今回のミュージカルの音楽を作曲、録音、歌指導、本番の音響担当とすべて一人でこなしたアナゴン、
この5か月ですっかりお笑い担当として確固たる座を得たナオキ、
そして自称30種類の楽器を操る楽器芸人の私サワムラが、こどもたちの出番前に会場を温めました。
さあ、いよいよ本番開始!衣装、舞台、音響に加え、メイクとお客さんの拍手という劇場効果を
すべて追い風にした根っからのエンターテイナー、アイリスが見事に主役の一人を演じ切りました。
後ろで天使のようなこどもたちの役をやっているバドンたちにも会場が大笑いでした。
見に来てくれたお母さんの前で、練習以上に声を出して堂々と演技したリセルとリサメイ。
そりゃあ張り切っちゃいますよね!
そして主役の1人であり、最後の歌のメインボーカルをつとめたジュリアン。
今回のミュージカル、始めはこどもたちは「えー、ミュージカル?難しいし、はずかしいよ」と、
正直全然乗り気じゃなかったんですが、ジュリアンがやる気を出したことで、周りの女の子たちがそれに乗じ、
その熱が男の子たちにも波及していって、2日前にはほとんどの子が練習に参加するまでになりました。
ジュリアン自身も大きく自信をつける経験になったことでしょう。
最後まで参加をしぶっていた子たちにも「じゃあ、カメラマンをやってよ」「大道具係が必要なんだよ」と、
コウスケたちがあの手この手で声をかけ、最終的には全員がステージに立つ舞台を作ることができました。
本当にあきらめず、よく頑張りました!
本番が終わった後、ジャンジャンが目をキラキラさせながらやってきて「次の練習はいつ?」と聞いてきたのが、
「参加する人全員が楽しい」ことを目指した彼らにとって、一番のご褒美だったのではないでしょうか。
彼らはこれから世界中でこういうワークショップをやっていくプロ集団として活動していく夢を持っています。
今回のプロジェクトは、その夢が実現可能なのかどうかの試金石でした。
HOJでの経験を、ぜひとも次にも生かして、今後もがんばって欲しいですね。
こどもたちも本当に多くを学んだ日々でした。
彼らが帰った後も、経験したことをときどき思い起こさせながら、ゆっくり噛みしめたいと思います。
動画は編集して数日中にアップしますのでお楽しみに!