フェルナンを定期的にダバオの病院に連れて行っています。
3年前にできたという新しい病院で、名前はTebow Cure Hospital.
町の真ん中にあるのでとても便利です。

フィリピンの病院にはこれまでたくさん行きましたが、どこもとてもお役所的で
患者には冷たい感じが否めないのが正直なところです。
そんな中、この病院はまるで別の国に来たかのように温かい雰囲気が漂っています。
待合室でフェルナンと一緒に待っていても、通りかかるスタッフがみんな
フェルナンに笑顔で話しかけてくるような感じです。

しかも待合室には「カウンセラー」という名目で働いているスタッフさんがいて、
不安な気持ちで待合室で待っている人の相談にいつでも乗ってくれるシステムになっています。
ちなみにフェルナンと同じ足のかたちの子たちがみんな無料治療を受けるためにこの病院に集まっているんですが、
カウンセラーの女性はやはり先天的に四肢に障碍を抱えた女性だったりします。
誰よりも患者の気持ちが分かるスタッフがいつでも側にいてくれるのでとても安心です。

この病院の創設者はアメリカンフットボールの選手、ティム・ティーボウという人です。
アメリカのプロスポーツ選手の年俸はものすごいという話は聞いたことがありますが、
それをこんなふうに使っているなんて、素晴らしいですね!
ダバオ以外にも、世界各地に病院を作っているらしいですよ。

病院にはいたるところに彼のサインや写真、実際に使っていたユニフォームやヘルメットが置かれていて、
待合室の一角にある「プレイルーム」ではプレイステーションでアメリカンフットボールのゲームができるという徹底ぶり。(笑)
いやー、まったく知らないスポーツですが、なんだか興味がわいてきましたよ。
そんなわけで、週に一度の病院行きが楽しみでしょうがないフェルナン。
「自分ひとりじゃない」っていうのも嬉しいみたいです。

石膏で曲がっている足首をなるべくまっすぐにして、アキレス腱や皮膚を伸ばしてから手術に入るそうで、
年齢が若ければ石膏での矯正期間は1~2週間で済むんですが、フェルナンの場合はもう少しかかりそうだとのこと。
手術自体は数時間で終わり、術後の入院は3日ほどで済むそうです。
みなさん、フェルナンのためにお祈りくださいね!