さて、遊んでばかりじゃありません、という話ですが、今日紹介するのは、ジェイエムとアルバートのお仕事。
アヤカさんが壁画を描いてくれた貯水タンクの掃除です!
HOJには「手押しポンプの井戸の水」「電動ポンプでくみ上げて貯水タンクに貯めた水」「水道局からひいている水」の3系統がありまして、
こどもたちは将来を見越してなるべく手押し井戸を、スタッフたちの掃除や洗濯、皿洗いには貯水タンクの水を、
そして料理や飲み水には水道局の水を、という感じで使い分けています。
この貯水タンクを年に1回くらい、洗うのが大きい男の子たちの大仕事なんです。
結構大変な仕事なんですが、ジェイエムの嬉しそうなこと!昔からウィリアムやロジャーといったお兄さんたちがやってるのを見て、
ずっとうらやましかったんだとか。自分の成長を実感する瞬間っていいですよね。
貯水タンクの内側にはコケが繁殖したりしていて、これを擦り落とすのが2人の任務です。
二人ともゴーグルをつけて、プール感覚で遊びながらしっかり汚れを落としてくれましたよ。ご苦労さん!
手作りマスクの製作と提供も継続しています。始めてから1ヶ月で通算で1000枚以上のマスクを、8カ所の集落を回って配りました。
途中から外出制限が厳しくて私は同行してないんですが、スタッフのドドンとエイプリルが、結構な山奥の方まで回ってくれました。
やはり僻地ほど「マスクなしでは外出できないのに、マスクがないからマスクを買いに市場にも行けない」と困っていました。
高額な値段で売り歩いてる連中もいるそうで、行く先々で「いくら?」と聞かれ
「各家庭に2枚まで、無料だよ!」と言うと、びっくりした後に感謝されたそうです。
ちなみにダバオオリエンタルの感染状況はこんな感じです。
依然として感染者はゼロ、感染疑いがある人は復活祭にかけてぐんと増えましたが、予測通り同じペースで減っています。
検査薬が十分に手に入ったこともあり、感染疑いが強い人が次々と検査を受けて陰性の結果が出て、地域全体としては安心ムードです。
この調子でいけば、ダバオなどへの通航制限は続くとしても、市内の外出制限は今月いっぱいで解かれる可能性もあります。ああ、楽しみ!
引き続き、行政の方針に全面の協力体制で臨みたいと思います。