久々にダバオオリエンタルの新型コロナ感染状況レポートです。
2週間くらい前につに死者が1人出て、しかもそれが「現住所はルポンなのに実家のあるバナイバナイでカウントされていた」とかで
情報公開の正確さが問題になったためか、最近ではこれまで以上に詳しいデータが毎日公開されるようになりました。
ちなみにHOJのあるサンイシドロの機能の時点での感染者数は2名。
他地域と比べても少ない方です。幹線道路からはずれているのが大きい気がします。
州が発表しているこういうデータを、私は3/22以降、ずーっと個人的に執念深くウォッチしてまして、
それをグラフにしたのがこちらです。青線が感染者数、オレンジ線が新規感染者数です。
ちなみに感染者のほとんどが無症状で、重症者は現在のところゼロ、軽い症状がある人が4人。
感染者全員が海外や都市部からダバオオリエンタルに戻ってきた人たちです。
5月からフィリピン政府が「出稼ぎ者の帰郷キャンペーン」を始めまして、
海外や都市部に行っていた人たちが地元に戻ってくるようになったのが、感染者がちょこちょこと発見されるようになった原因です。
最初のうちは新しく見つかる人数と、治る人数が拮抗していて感染者数は10人以下に抑えられていましたが、
7月に入り、帰郷者が増えてきたことから治る人数が新規感染者数に追いつかず、感染者の数はどんどん増えています。
帰郷者の感染例、多すぎない?と思ったら、マニラの「帰郷者待機施設」の写真を見て納得。
スポーツ施設にこんなふうに集められて、簡易検査を受けて陰性だったら帰れるんだけど何日も待つことになるので
その場でみんな寝泊まりしている、という状態なんだそうで。そりゃあここが感染源になりますよね…。
まあ、そんな事情もあって、州は「帰郷者は感染しているかもしれない」との警戒心を強く持っているため、
帰郷者は戻ってきてから2週間は隔離されることになっており、おかげで帰郷者の中で感染者は見つかっても、
帰郷した人から地元の人に感染した、という例はまだ1件も報告されていません。これが事実であることを祈ります。
ちなみに上記のような理由もあって「サンイシドロ市内での人の移動」はかなり自由になってきました。
なので、今日はサンイシドロ内の親戚の家で過ごしていたランランがHOJに戻ってきましたよ。おかえりー!
できること、できないこと、すべきこと、するべきでないことを、データに注目しながらきちんと判断していきたいと思います。