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    06
    やっぱり算数が一番の難所です

    さて、今日はみんなが一番恐れていた「算数」の日です。
    かなり初歩の時点でつまづいている子が多いのに、
    自習教材は容赦なくその学年の学習内容を出してくるので
    ケタの多い割り算が分からない子に因数分解をやらせる」とか
    長方形の面積の計算が分からない子に二次関数をやらせる」みたいな、
    そりゃあ無茶だろ!っていう状態になってます。

    エレンジョイとエイプリルがつきっきりで指導してはいますが、
    小学校高学年くらいまではなんとかなっても、ハイスクールの高学年となってくると、
    2人の記憶もおぼろげになってきます。
    しかも自習教材で採用されている教授法が自分が習った時代のものと違ったりするので
    教える側も「こんなの初めて見た」って場面が多いです。
    かなり数学には自信のある私でさえ、混乱させられることが多く、これは前途多難です。
    xの代わりに四角とか使うのマジで勘弁して…。(笑)

    「コロナ対策で水と塩素を混ぜて消毒液を作ります。1/2ガロンの塩素とと8/10ガロンの水を混ぜたら
    どれだけの量の消毒液が作れますか」とか
    「コロナ対策で28㎡のプールを作ることにしました。たての長さを横の長さより3m長くしたい場合、
    縦と横の長さは何メートルになりますか」みたいな、
    時代に合わせた文章題が作ってあって、少しでも学習者の気をひこうとがんばっているのは分かるんですが、
    肝心のこの英文がいまいち理解できないのでこどもたちはサッパリ訳が分からず、
    「コヤシン、この問題何?足すの?引くの?」みたいな状態です。

    ちなみにフィリピンはOECDが行った学力調査で、数学は78か国中で76位という、惨憺たる結果でした。
    長年にわたって英語を重視し、数学教育を英語でやってきたことの弊害がはっきりと出ています。
    残念なのはその英語の方も、「読解」という分野においては77か国中で77位と最下位だったんですよね…。

    新型コロナは各国の教育にもさらなら格差を生むような気がします。
    少しでもその差が縮まるようにと苦肉の策で出てきたのがこの自習教材なわけですが、
    このままではあんまり効果はなさそうです。
    せっかくなので少しでも有効に活用できるように知恵を絞りたいと思います。


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