2020年の会計報告です。まずは表をご覧ください。
まだ今月の日本の銀行口座の確認ができていないので、収入の寄付金はもうちょっと増える可能性がありますが、
現段階では、以下の通りです。
546万円の支出に対し、539万円の収入。コロナ下にしてはかなり頑張った方ですよね?
次に、支出の推移をご覧ください。
現地のスタッフたちの給料である「人件費」とこどもたちの生活費や事務手続きに必要な「運営費」を削ることはできませんが、
その他の点では節約を心がけました。ビジターの送迎や食費である「歓迎費」が減ったのは当然ですが、
今年はサンロケ小学校の「給食プロジェクト」も近所の子たちへの「奨学金」もやらなかったため、
「企画費」、「教育費」は大幅減、また、去年火事で備品が一新されたこともあって、
ほとんど新しい設備投資にはお金をかけずにすんだため、設備費は極小で済みました。
オンライン講演のためにネット環境を一新したため、「広報費」は例年より増えていますが、
リターンの大きさを考えるといいお金の使い方だったと思います。
そして収入の推移です。目に見えて減ったのは「滞在費」。まあ、これは仕方ありませんね。
日本に行くことはできませんでしたが、ここからのマメな情報発信とオンライン講演の成果もあり、
寄付金は例年並みに集まりました。この厳しい状況下、多くの方がHOJを支援してくださったことに感謝です。
この調子で運営していって大丈夫なのか?スタッフを減らすべきか?何か削れる支出はないか?
例年とは違う緊張感につつまれた1年でしたが、なんとかほぼトントンで済ませることができたのは、
節約を心がけてくれたスタッフたちと、日本から支援してくださるみなさんのおかげです。ありがとうございます。
「緊縮財政」のコツはつかめたので、もう少しコロナ警戒態勢が続いても持ちこたえられそうです。
でも、お金の問題だけじゃなく、やっぱりたくさんの方が来てくれて、こどもたちと遊んでくれて、
それでみんなが楽しい、という以前のスタイルが恋しいですね。
ワクチンの効果に期待しつつ、それが出回るまではとにかく耐えしのぎましょう。
そしてまた一緒に海で遊んだり、食事したり、おしゃべりしたりしましょうね。それまでみなさん、どうかご自愛ください!