日本はこれからコロナ対策で緊急事態宣言が発令されるそうで。
「そっちは大丈夫ですか?」とのご心配をたくさんいただいているので、
今日は久々にこちらのコロナ状況の報告です。まずはダバオおよびその一帯の感染者数をご覧ください。
青字が現在の感染者数、黄色字が人口を考慮して「何人に1人が感染しているか」です。
大都市であるダバオは感染がそれなりに多いですが、田舎に行けば行くほど少ないのは一目瞭然ですね。
ハウスオブジョイがあるダバオオリエンタルは感染者39人、人口を考慮すると1万5千人に1人の割合です。
重症化のリスクはその中でさらに100分の1ですから、年齢も考慮するとまあ、こどもたちについては心配はなさそうです。
次に、ダバオオリエンタルの感染者数の推移をご覧ください。
欧米や日本では冬になって感染が拡大しているようですが、幸いフィリピンには冬がないので、
感染者がゼロになることはありませんが、どんどん増えていくということもなく、
感染するスピードと直っていくスピードが拮抗して、なんとか抑え込みには成功している感じです。
いちおう行政の方からはこんな感じの画像で「マスクをしよう」「ドアノブなどはマメに消毒」「手を洗おう」
「親族にはなるべくオンラインで会おう」などと注意喚起が行われているんですが、
罰則もなしに「クリスマスに親族とパーティーをするな」なんて注意喚起を人々が聞くはずもないので
12月初頭からそこいらじゅうがパーティーだらけで、みんなそれを臆面なくFacebookにアップしてました。
これは年末年始あたりには大変なことになるかも…?と警戒していたんですが、
数字を見る限り、感染が広がっている様子もありません。気候要因、平均年齢の低さ、ウイルス株の違い、
いろいろ理由はありそうですが、まあ、ラッキーだったと思います。このままラッキーが続きますように…。
そして、ここまでデータを中心に話をしてきましたが、実はこの、データもあんまり鵜呑みにできないんですよ。
コロナ感染者が確認されると、国から感染対策費が出るということで、
病院がコロナ感染を捏造する事件が多発しているんだそうで。
その逆に、遠くの実家に帰るためにコロナの陰性証明書を偽造する感染者もいるそうで、
実際の数より多いのか?少ないのか?いまいち信用できないことになっちゃってるんです。
ダバオ市ではコロナ関連の書類偽造には罰金が科せられることになりましたが、
取り締まる側が賄賂を受け取っちゃえばこれも形骸化します。うーん…。
9月くらいにロシアから開発中のワクチンをもらう話があったり、
中国との間で「南沙諸島のことで譲歩するから優先的にワクチン回して」という協議をしたりと
フィリピンは早い段階からワクチン入手に動いてましたが、まだ入手はできていないようです。
アメリカ製のはそれなりの値段になるでしょうから、ここに普及するのはまだ先になりそうです。
まだまだ自由に動き回れる日が来るのは先のことになりそうです。
長期戦だと思って、こどもたちと楽しみながらこの状況を乗り越えていきたいと思います。
日本のみなさんもお気をつけて!